今日の私は誰ですか?

高山小石

はじめに

はじめにー目次

 あなたが見る夢はカラーですか、白黒ですか?

 夢の中に自分がいますか、いませんか?


 私の夢は、五感をともなうほぼ現実みたいな夢です。

 たまに小説でいう神の視点(すべての登場人物の感情がわかり外から見ている)の時もあります。


 夢の中では現実世界の自分自身ではなく、性別も年齢も毎回違うし、宇宙人か(宇宙船が日常的にある)、今でいう異世界で(文化が違う)、そこの現地人として生活しています。


 だから目が覚めた瞬間は自分が誰だかわからない。

(現実世界の自分自身が出てくる時もあるのですが、そっちの方が稀なので、逆に怖く感じてしまう)


 未来のバーチャルリアリティみたいに五感をともなう経験ながら、起床して思い出しながらメモすると『過去からの贈り物』みたいに、ざっくりした粗筋みたいになります。


 粗筋だけだと、いまひとつ感動できませんよね。


 それで強烈な夢を見ると、そのとき感じた感情ごと記録したくて、細かい設定や背景を加えて小説風に書き直すようになりました。書き直したものが『キアラ』と『Let There Be Light』です。


第一夜『過去からの贈り物』(現代ドラマ)

 2006年頃の夢。約八百文字。(ほぼメモそのままです)

 現実世界の海外で暮らしている30~40代の奥様の話。


第二夜『キアラ』(ファンタジー)

 中学校時代の夢。約二万文字。

 現実世界ほど科学が発展していないけど、魔法はない世界で暮らしている女子大生の話。


夢の断片『白いまごころ』(SFファンタジー)

 高校時代の夢。約六百文字。(断片的な夢です)

 地球に不時着していた宇宙人が元の星に帰れることになったんだけど、帰れない宇宙人の話。


第三夜『Let There Be Light』(SF)

 中学校時代の夢。約二万五千文字。

 今と異なる世界線に進んだ現実世界の未来で、兵器開発者の話。


『夢の覚え書き』(「物語のネタ」としての覚え書きです)

 いつか使うかもしれませんが、そうそう全部を小説化できないので、面白そうなのだけをピックアップして書いていきます。




 また面白い夢を発掘できたか小説化できたら増やします。


 ここに書いたような長い夢ではない、夢の欠片は数え切れないほど見てきました。断片的な夢は小説の一部に使わせてもらうことがあります。でも、夢に思い入れがある自分が感じるのと、他者が感じるのにはズレがあるので、うまく使えているかは微妙。


 最近は以前ほど見なくなりましたが、異世界転移モノとわかる夢が増えて、どれも「それからどうなるの?」ってところで目覚めてしまう。経験した自分は面白いけど、他者にウケるかどうかはわからない。


 夢の衝撃を正確に伝えたいというのも、私が小説を書く動機のひとつです。

 感じた夢そのまま心を揺さぶれる小説を書きたいです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る