見世物小屋の夜

こた神さま

ープロローグー


昔、昔、遠い昔。見世物小屋があったそうな。

その頃の見世物小屋は、作り物のろくろ首や化け提灯なんてものはなく、身体障害者や奇形児などを集めて、見世物にしていたという。


身体に障害があったり、腕や足がない、ただ、それだけで、働くことの出来ない者達が自分の身体を見世物にして、金を稼ぐ。

そんなことをしなければ、生きていけない時代もあったんだ。


人間動物園などもあったそうな。

黒人だったり、変わった部族などをまるで、動物のように柵の中で生活させ、それを見世物にする。


今じゃ、とても考えられないことが昔は、普通にあったのさ。


時代が流れ、そんなこともなくなり、見世物小屋も作り物に変わった。


それでも、世界中探してみると、もしかしたら、まだ見世物小屋が残っているかもしれない。


そんな見世物小屋の話をしましょうか。


しかし、ここで話す見世物小屋の話は、人ではなく、アヤカシ達の見世物小屋。


少し不思議で怪奇な見世物小屋のお話。


さぁ、その扉を開け、その世界を覗いてみましょう。


アヤカシ達の見世物小屋、始まり〜始まり〜。

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