詩 視線・視線・視線

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 何で 何で こっちを見るの

 気持ちが分からない


 見ないで 見ないで 私を見ないで

 その視線が怖いの


 町中歩いてたって

 皆注目してないって知ってるよ

 でも気になっちゃうんだ


 どうしてか どうしても

 人の目線にはね 力が宿るの


 心を伝えてくるから 怖いんだ


 どれだけの人がこの世界で生きていると思う?


 たくさん 本当にたくさんの人がいるんだよ


 何で 何で こっちを見るの

 目を閉じていれば 視線は交わらない

 でも 気持ちが分からないよ


 分かりたい でも分かるのが怖い


 見ないで 見ないで 私を見ないで

 その気持ちが怖いの



「ストーリー」

 私は人の視線が怖いの。

 だって人の目には感情が宿っているから。

 あんなにも心を伝えてくるものって、他にはそんなにないでしょう?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 視線・視線・視線 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ