拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
手紙の形式で、母の半生、父のこと、智昭さんとの関係性など、全てが書かれていてすごいと思いました。手紙を書くことで娘が気持ちを整理している様も見て取れました。
「お母さん、私、その歌だいきらい。」この言葉は母に相当の衝撃をあたえたと思います。そして、カフェの帰り道、娘がその歌を歌ったのに、許されたような気がして心が晴れたのだろうと思いました。
なかなか上手に感想が書けないのですが、心に深く残るお話でした。
作者からの返信
私が意図していたところを、読み取ってくださってうれしいです。お忙しい中、読んでくださって、暖かいコメントと評価をありがとうございます。明日の花金参加されますかね? 楽しみにしてますね。
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
いただいたコメントにお返事も書かずにこちらに来てしまいました。笑
すごい!!
内容も展開も文章表現も素晴らしいですね!!
わあ、なんか、独特の空気感が素敵です。
お手紙でここまで書けるなんてすごい〜!!
あ、そして、恐らく何度か手直しをされてるようで、特に気になるようなところがありませんでした(*´艸`*)
すーごく読みやすいです♡
なんとか捻り出したところといえばここですかね。
「まるで私が知らない女のような顔をしていたからです。」
この、「知らない」が、「私」にかかってるかと思うんですけど、
私が知らない/女のような顔
こういうことですね。
でも多分まりこさんは「知らない女」ってしたかったんではないかな??と思いまして、もしそうであれば、「私が」は取ってしまってもいいかもしれないな〜。くらいです。
もしこれがわたしの解釈違いなら、完全に見当外れなことを言ってるので、そのときは「ちがーう!」って言ってください。笑
いやぁでも、これはいいですね〜♡♡
素敵なものを書いてくださってありがとうございます〜。読めて良かったです(*´ω`*)
作者からの返信
夏緒さま! とっってもうれしいです〜♡♡♡
「褒めて育てる」タイプの優しい先生なので「スパルタで」なんて恐ろしいことが言えたのですが、でもやっぱり夏緒さんのコメント待つのはドキドキでした。
「知らない女」のところ、夏緒さんの解釈の通りです。確かに「私が」はいらないですね。ポイっと削除してきました。
貴重なお時間を使って添削してくださり、勇気が出るコメント本当にありがとうございます。お星さまも感謝です。
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
書簡小説って超むずかしいのに、よく挑戦されましたね!
そして素晴らしいできです。おもしろかった。女が隠す手紙には秘密がいっぱい(笑)
父は母の不貞に気づいてたんじゃないかなーと思いました。だから、ヘルパーをやとわず、母親にすべてさせる。それは口には絶対しない男の復讐だったりして。
で、母も父の思いをわかってて罪滅ぼしと考え何も文句を言わず、介護してたとか。
かなり深読みですが。
男って女より繊細ですからね。裏切られたらネチネチしますよ(笑)
ちょっと気になったところ。レコードってLP盤ですか? 相当大きいですよね。それが入る箱も大きい。
はたして鏡台の引き出しに入るかどうか。70代の方の鏡台って細長く引き出しも小さいイメージです。SPでもはいらないかも。
ものがたりには、まったく関係ないことですが、最近ミステリー書いてたので細かーいところが気になりました(笑)
作者からの返信
書簡小説、難しいって知らずに手を出したんですけど、難しかったです〜(笑)。
うれしいコメント本当にありがとうございます。お星さまもありがとうございます♡
なにより、すごく読み込んでくださって感謝です〜。
レコードってLP版です。これ、コメントで「音楽の描写を入れたほうがいい」と指摘してくださったのを加味して、後から入れたんですよ。なので、確かに! 鏡台に入れるのには大きすぎますね。鏡台にしたのは、男は女の鏡台なんか触らないだろうから、隠し場所にはいっかなーって思ったのでした。
これから直しますね。さあ、隠し場所をどこにしよう。ご指摘も大変助かります。ありがとうございます。
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
手紙という形式で綴られた物語、訴えてくる力が強いです。
主人公が冷静に状況をつづろうとした一方で、両親や智昭さんへの想いや記憶に揺れて、きっと葛藤しながら手紙を書いたのだろうというのが伝わってくるようでした。
作者からの返信
いいの すけこ様、はじめまして。読んでくださってありがとうございます。作者としては、手紙という形式で物語を綴ったら、読者に直接語りかけてる感じがでて、読みやすくなるかな? とそのくらいの軽い思いつきで手紙にしたので、いいのさまのコメントを読んで、「そういう感じ方もあるのか」と感心しました。いいのさまのブルーノートも心に響く物語でした。暖かいコメントとお星さま、ありがとうございました。
編集済
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
「筆致は物語を超えるか」と「初夏色ブルーノート」のタグつけてね!
と、ビギナーなら毎回言われるはずのこのコメ、誰も言ってないところを見ると、あまりの素晴らしさに皆様心を奪われているようですわね!o(`・ω´・+o) ドヤァ…!(悪役令嬢風)
佳代子さんの生物学的な父親は智昭……いえ、これは野暮というものですね。
〉母は自分に相応しいものを熟知していて、それ以外のものは受け付けない頑ななところがありました。
他人からは「品がある」と思われてるけど、これってなんか、自分が娘だったら「やだな~」って思います。佳代子さんは「かなしい」って表現してたけど。
そして、他人には自慢に思われるだけで、嫌だっていう気持ちは理解されないんだろうな。
〉ダイニングテーブルにほおづえをついて、母が歌っていました。窓のほうをぼんやりと見ながら歌う母の顔は、ひどく大人びた少女のように見えました。いつもきちんとしている髪が少しほつれて、ブラウスのボタンが一つ外れていました。私の知らない女がそこにいました。
この描写、すごく絵画の世界な感じがして好きです。
父親の横暴さに付き合い続けた母。それに寄り添った智昭さん。
〉生前、私は父と分かり合えることが、ついぞありませんでした。でも、今でも私のただ一人の父だと思っています。それが、父に対する供養です。
父親にとっての娘は、どうだったのでしょう。気になります。
作者からの返信
悪役令嬢風のロンさん! マジでありがとうございます。さっきタグ付けてきました。粗忽まりこです。それから、ロンさんはめっちゃ読むのが速い方なのかなーと想像してます。すごくたくさん読んでらっしゃるのに、斜め読みじゃないのがすごい。夢のような読者さまですよ。
父親にとっての娘。そうですよねー。さすがロンさんです。鋭いとこついてきますね。知らなかったにしても、薄々勘付いたりはしそうです。知ってたかも。子どもって意外と親のこと知らなくて、特に憎く思っている親のことは、案外一元的に見ているんじゃないかなと思うのですが、このお父さん、そんな悪い人でもなかった設定です。プライドが高くて分からず屋で、いろいろとどうしようもない人なんだけど、ちゃんとお母さんのことを愛していて、お母さんもそれがわかってて、お母さんもお父さんに対してちゃんと愛情を感じていた。お父さんにはお父さんの人生があり、この夫婦にはこの夫婦の形があったと思っています。娘さんとの関係がうまくいかなかったのは、お父さんの性格プラス娘さんの出生が関係してたかもですが、お父さんなりにちゃんと娘をかわいいと思ってたと思うんですよねー。長くつらつらと書いてしまいました。御免!
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
とても楽しみに読みに伺いました。
手紙、という形式が秀逸ですね! 読者を惹きつけて最後まで読ませる工夫、素晴らしいと思います。
指摘を何点か(ご気分害されたらすみません…でも指摘もこの企画の良さだと思うので…)。
>ギョッ
全体の雰囲気から浮いていると思いました。
>ダイニングテーブルに片肘をつき、ほおづえをついて
ほおづえをついて、のみで良いように思います。
>窓のほうをぼんやりと見ながら歌う母の顔は、少女のようにも娼婦のようにも見えました。
少女だった頃の主人公の視点だとすると、「娼婦」という単語は出てこないかも知れません。しかし者様の意図によると思うので、的外れでしたらスルーしてください。
>母の遺品を整理していたとき、母の言った通り、鏡台の引き出しの中に紺色の箱を見つけました。
主人公の性格にもよりますが、一番最初に片付けるようとするのが自然かも知れません。気になって最初に見た、みたいな…?
細かい部分に気を付けて推敲を重ねると、さらに良い作品になるように思いました。
かしこまりこさんは、個性があってお上手なので。今回もそうですが、大人の物語を書ける作者様だなあと思います。
作者からの返信
オレンジ11さん、ご指摘ありがとうございます。オレンジさまも書き手でいらっしゃるので共感してくださると思いますが、こういうご指摘が一番うれしいですよね!? 私もこんなコメントができる人になりたいのですが、そこまで他者さまの作品を読み込む力も、有効な指摘をする知識もないのですよ〜。
今週末中に、ご指摘のところを直したいと思います。お忙しいところ、時間をかけて読み込み、改善点まで教えてくださって、どうもありがとうございます。ペコペコ
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
この作品を読めたことは、とても素晴らしい体験でした。「どこにも届かない物語」最近二作続けて眼にしたのですが、本作は圧巻でした。ずっと秘匿し続けて、その当事者はいなくなり、その相手もいなくなり、そしてこの手紙も燃やされて手紙の筆者の心にしか残らない。しかしその筆者もいつか・・・
村上春樹が確かデビュー作で、祖母が死んだら、彼女が長年抱き続けてきた夢も、一緒に消えて跡形も無くなってしまった、という意味の言葉を書いていましたが、その命が失われてしまう淋しさを、より鮮明に目の前に広げて見せてもらった、そんな感動です。
作者からの返信
刈田狼藉さま、拙作を真摯に読んでくださり、とても深いコメントをありがとうございます。とってもうれしいです。すてきなレビューもありがとうございました。
編集済
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
かしこまりこ様、初めましてだと思います。水木レナと申します。
あなたの礼儀正しいお手紙は、物語としても、私小説としてもパーフェクトにけじめをつけていますね。
ヒロインの処置には舌を巻きました。
だれにもみられることのないはずの手紙には、普通ならば公にはできないことが描かれていました。
ですから、読者として少しの背徳感と、女性としての羞恥心を抱きましたが、
あなたの意図はそんなところにはないであろうと予想することができるのが救いです。
でも、決して嫌な気持ちのするものではありませんでした。
むしろすがすがしくてよい、と感じました。
この物語は書き手と読者のみの秘密なのですよね? そこがポイント高いと思います。
すてきです。
それと、過去に手紙形式でキャラクターの心情と人生を語った企画作品があったので、お読みになるといいかもしれません。
「空に走る/えーきち」というものです。
既読でしたらすみません。
作者からの返信
水木レナさま、初めまして。真摯に拙作を読んでくださり、心のこもったコメントをありがとうございます。誰にも見られることのない手紙という設定は、誰にも届かなかった気持ち。手放さなければならなかった恋。誰にも語ることのない秘密。そういうことを思って書きました。秘密を守るのは、他者と自己への敬意と思って書きました。
ですが、小説のよさは読者がいかようにも解釈できることだと思いますので、拙作を読んでなにか感じてくださったのなら、それは水木さまのものだと思います。
お星さまもありがとうございました。とても励みになります。
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
すごいっ。しっとりした雰囲気で、余韻があるというか、奥深いというか……、経験の深さがずんっと込められている手紙に思えました。また初夏色に傑作が登場しましたね。素晴らしかったです。追伸も、なんだか意味深に読めたり読めなかったりがまた味わい深い……! 私もこういう素敵な短編が書けるようになりたいです!
作者からの返信
竹神チエさま! 竹神さまの初夏色ブルーノートを先日読んで、こんな短編が書けるようになりたいと思っていたんです! 本当ですよ〜。執筆の経験はとても浅くビギナーなのですが(←ということをいつも言い訳に使っています)、もうけっこうな年なので、若いつもりでいても、人生経験はそれなりにあるのかもですね(笑)読んでくださって、うれしいコメントとお星さまどうもありがとうございました。
編集済
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
企画からきました!
これは素晴らしい!
発想と構成が秀逸だと思います。
私、途中まで「かなり物語然とした手紙だな」と感じていました。
普通はこんな手紙は書かないだろ?とか、そんなに昔の事を覚えてるか?とか、智昭はこれをもらったとしてどう思うんだろう?とか。
しかし、ラストでそれがすべてひっくり返りました。
この手紙が実際に智昭に向けたものだとしたら成立していないと思います。しかし、智昭は亡くなっています。亡くなっているが故に、この手紙はちゃんと成立しました。
この手紙が本当でも脚色されていても、たとえ嘘でもいいのです。
けじめとして書かれた手紙として、大変興味深く読ませていただきました!
恐れ入りました。面白かったです!
ひとつ、本当に些細なことですが、こういった成立しなくてもいい手紙です。流れてきた、明子が口ずさんだ歌にもう少し突っ込んでもよかったかなと思いました。
たとえば最初に聞いた時、『私は音楽に明るくはないけどジャズだったと思う』、みたいな文が入るだけでもタイトルが生きるのでないでしょうか。
あくまで私の感想なので気にしないでくださいね。
作者からの返信
えーきちさま、最初から最後まできちんと読んでくださり、うれしいコメントをありがとうございます。おっしゃる通り、亡くなった方への手紙だから成立した物語だと思います。
歌の描写について、私も少しあいまいにしすぎたというか、ちょっと足りないなと感じていたので、ご指摘感謝です。今週末中になんとか一回は改稿したいと思っています。
本当にありがとうございました!
編集済
拝啓 寺田智昭さまへの応援コメント
手紙の形式なのに、無理なくお母様のことが詳しく書かれてあり、まりこさんはやはりすごいなと思います。主人公の複雑な気持ち、出生の秘密を知ってからも父が父であるとする気持ち。お母様に似ていますね。
書いている相手の方も亡くなっているというのは想像できなくて、驚きました。一緒に埋葬することで全ては闇の中に。
お母様はなぜお父様と結婚なさったのかなと、そんなことまで気になるほど、世界に引き込まれました。
面白かったです。
作者からの返信
天音さま、これを書いたのはすごく前なので、誰か読んでくださるなんて思ってもいませんでした。天音さまが読んでくださってうれしいです〜! 最近、時間がなくてあまり小説を書いていないのですが、天音さまのおかげで、あの頃どんな気持ちで小説を書いていたのか思い出しました。新作を本当に亀の歩みで書いているのですが、創作の自由さをもっと楽しもうと思いました。ありがとうございました!