令和の今、サザエさん一家が理想の家庭・家族とは思えなくなった理由
2021年7月7日の朝方、ぼくが起きた時『寝過ごしてゴミを出すのを忘れた~』とおたついた。
あとになって『きょう、水曜だった…』ことに気がついて拍子抜けしたわ…
2日後の7月9日は、朝5時50分ごろに目ざめた。
この時、危うく寝過ごしてゴミ出しを忘れかけた。
どうにか出すことはできたが、この最近気分が沈みがちで調子が上向きになれんかった。
右手中指にできたペンダコがつぶれて、皮膚がかぶれた…
梅雨前線が西日本に停滞し続けたことによる天候不良で、さらに気持ちが沈んでもうた…
七夕の短冊に『台風・豪雨に遭うことなく、おだやかに夏を過ごしたい…』と願いを書いて笹の葉に結んだのに、なんやねん一体もう…とおもたね。
それはさておき…
今回の話は、1969年秋にフジテレビ系で放映開始…テレビ愛媛が開局した時から52年間継続放送中のテレビアニメーション『サザエさん』の放送内容の話である。
ぼくも『サザエさん』を見ていたけど、1987年5月に『サザエさん』を見るのをやめた。
『サザエさん』を見るのをやめてから34年たった現在は、番組の内容自体が令和の時代に合わなくなったと感じている。
これには、きちんとしたワケがある。
職場と家庭だけを往復する波平さんとマスオさん…
学校と家庭だけを往復するカツオとワカメ…
サザエさんとフネさんは、家のことだけをする…
タラちゃんは、幼稚園・保育園に行かずに家庭で過ごす…
それがサザエさん一家の暮らしのスタイルである。
つまり、『男性は外へおつとめ』『女性は家事』『大きい子は学校へ行く』『タラちゃんは小さいからまだ幼稚園へ行かなくてもいいか…』と言うことですよ…
サザエさん一家が理想の家族・家庭と言うことは、そういうことですよ…それでもいいのでしょうか?
『サザエさん』のアニメーションの基本は、原作者の長谷川町子さんが1946年に夕刊フクニチ(西日本新聞の夕刊)の編集長さんからの依頼で連載が始まった。
その後、いろんな過程を経て1950年代初頭に朝日新聞に移って、1974年まで連載された。
その時期に書かれた内容は、戦後まもない頃から70年代前半までの生活様式が描かれている。
『職場と家庭だけを往復する』『学校と家庭だけを往復する』『1台のちゃぶ台で家族がごはんを食べる』『1台のテレビで家族が同じ番組を見る』『子どもは早寝する』『家族みんなで同じ場所へ旅行に行く』…
その頃のレジャーと言えば、『デパート』『映画館』『遊園地』『日帰りの行楽旅行』…それも家族そろって…
…などであった。
令和の今は、それ聞いてどう感じられますか?
『フジグラン』『パルティ』『エミフル』『イオンモール』『ナタリー』(広島県)などの郊外型のショッピングセンター一体型スーパーストア、『レオマ』『USJ』『ディズニーリゾート』『みろくの里』などのテーマパーク型の遊園地…があるけど、家族みんながそろって行く割合はどれくらいあるでしょうか?
その一方で、『ネットカフェ』『個室ビデオ』などの個人レジャー施設が多く点在している…
…となると、休日に家族みんながそろって同じ場所へ行く割合は減少に転じたのではないかと思う。
そうなると、サザエさん一家のような家庭・家族は令和の現在には合わないと思う。
今の世の中は、家庭・家族の形態が大きくさまがわりした。
それは、テレビCM…とくに洗剤製品のCMに現れていると思う。
昭和の頃は、洗濯洗剤や台所洗剤のCMは女優さんが出演していた。
平成の終わりが近づいた頃から現在にかけては男性俳優さんが出演している。
例を挙げるなら、ライオン『トップ』の嵐の二宮和也さんと相葉雅紀さん…ライオンの洗濯洗剤・P&Gの台所洗剤『ジョイ』の西島秀俊さん(ぼくと同学年)など…が挙げられる。
テレビ愛媛で放送しよった阿部寛さんが主演のドラマ『アットホームダット』があった。
劇中、おとうちゃんが家事全般をこなしている様子を見て分かるように、今現在の家庭・家族の形態はさまがわりしたと言うことや。
それでも、サザエさん一家が理想の家庭・家族だと言えますか?
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