【ウェブ作家生活10周年記念エッセイ】佐伯達男のテレビのハナシ

ただでは済まない生放送中の事故

このページでは、番組放送中に発生した放送事故の話をする。

いずれも、生放送中に発生した事案である。

1984年６月の何週目の土曜日に山陽放送で20時からしよった『８時だヨ！全員集合!!』の生放送開始２分前に発生した照明ダウン事件…

ＭＣのいかりや長介さんが観客席のみなさまと一緒に番組のタイトルコールの練習をしていた。

その時に、急に照明が消えてコンサートホール内が真っ暗になった。

その時に、時計のはりは放送開始時刻の20時になった。

この当時、番組をみていた視聴者のみなさまは『一体、なにが起こったのか？』と不安になった。

照明が復旧するまでの間、ゲスト出演の歌手のみなさまが懐中電灯を下から照らして会場のお客さまにごあいさつをしていた。

20時４分に照明が復旧したけど、また照明がダウンして真っ暗になった。

それから５分後の20時９分に照明が完全に復旧した。

番組は、９分遅れて開始した。

オープニングの『ドリフの北海盆歌』を歌いあげたあと、いかりや長介さんが『暗いけれどよろしく!!』とあいさつした。

この日に放送される予定は大幅に変更されたので、会場におこしになったお客さまはソートーうんざりしていたと想う。

テレビ愛媛で1982年10月から31年半にわたって平日の12時から放送されていた『笑っていいとも』では、ケンチョな放送事故が目立ちまくった。

テレフォンショッキングの事故によって、予定していた内容が取りやめになった事案が２件あった。

ひとつは、大橋巨泉さんの番だった時…

大橋巨泉さんは、タモリさんに聞いてほしいことが山のようにあった。

コーナー終了時刻になった時に、巨泉さんはタモリさんに家のことかなにかで『悩みがあるけん聞いてくれる？』と言うた。

タモリさんは、巨泉さんの身の上話を聞いてあげた。

その間に、時計のはりは12時半を過ぎた。

タモリさんは、腕時計をみながらひどくソワソワとしていた。

結局、テレフォンショッキングが終了したのは12時50分前後だったと想う。

その間、予定していた内容は全部取りやめになった。

おまけに、巨泉さんは他局で13時以降に予定が入っていたことをきれいに忘れていた…

…と言うことがあった。

明石家さんま師匠がテレフォンショッキングに出演していた時も、12時50分頃までタモリさんとトークを繰り広げた。

この時も、予定していた内容が全部取りやめになった。

それから１週間後に、師匠の娘さんのＩＭＡＬＵちゃんがテレフォンショッキングに出演した。

この時ＩＭＡＬＵちゃんは『おとーちゃんが長々とすみませんでした。』とタモリさんに笑いもっていよった。

そのＩＭＡＬＵちゃんも、ゲスト出演予定の回を風邪引きで出演を急きょ取りやめたことがあった。

他にも、テレフォンショッキングに出演する予定だった某大物女優さんが新宿アルタ（会場）に到着することができなかったので、急きょ電話で出演した事案もあった。

金曜日レギュラーが中居正広さんとナイティナインの時にコンテストのコーナーがあったが、ゲスト審査員で出演する予定だったＭｒ．オクレ（よしもと新喜劇の団員）が東京に行けなくなったので、大阪から急きょ電話で出演となった…

金曜日レギュラーが香取慎吾さんと千秋ちゃんと東野幸治さんと山田花子さんの時は、香取慎吾さんが来ていないまま放送を始めた…12時49分頃にスタジオへ入ることができたが、内容が一部変更された。

…で終わりにしようかと思ったら、もう一つ生放送中も発生した事故を思い出したので追加書きする。

1992年10月に伊予テレビが開局したての頃の平日12時（ひるおびを放送しよる時間帯）からしよった『素敵な気分ＤＥ』があった。

歌手の榊原郁恵さんがＭＣを務めていたお昼の番組であった。

生放送中に番組内で飼っているワンちゃんがソソウした事故である。

しかも、みなさまがランチを摂っている時ですよ…

この当時の番組をみていたみなさまは『飼い主はけしからん!!しつけがなっとらん!!』って怒ってたと想うね…

以上、生放送中に発生した事故のハナシでした。