1994年のプロ野球の実況中継はワンサイドジャイアンツばかりが目立ちまくったねぇ(ブツブツブツブツブツブツブツブツ…)

1993年の秋、プロ野球にFA(フリーエージェント)制度の運用が始まった。


その翌年の1994年は、テレビのプロ野球中継は『ワンサイドジャイアンツ』ばかりの実況が目立ちまくった。


言い換えれば、FA制度は巨人軍のためにあると言うてもカゴンではない!!


その第1号で巨人軍に入団した選手が落合博満さんだった。


駒田德広さんは、FA行使で巨人軍を出て横浜ベイスターズ(横浜DeNAベイスターズ)へ移籍した。


阪神にいた松永浩美さんもFA行使で福岡ダイエーホークス(福岡ソフトバンクホークス)へ移籍した。


………


…がおましたなァ


記憶に新しい事案は、2020年オフに横浜DeNAベイスターズからFA行使で巨人軍に移籍した梶谷・井納の両選手…


2018年オフに、カープから丸・西武から炭谷の両選手がそれぞれFA行使で巨人軍へ移籍した…


オリックスからFA行使で阪神に移籍した糸井選手など、他球団同士のFA移籍もあるけど、8割の事案は巨人軍へ移籍が目立っている。


ほやけん、FA制度は巨人軍のためにある制度ではないかと思っている。


これでは、日本のプロ野球がスイタイしまんねん…


話を変えるけど、1994年のプロ野球シーズンは巨人軍創立60周年記念イヤーであった。


中日からFA移籍した落合博満さんの背番号が60番だったことなど…アホみたいに目立ちまくった。


テレビの実況中継…とくに南海放送を始めとした日テレ系の実況中継のアナウンサーがやたらはしゃぎまくっていたのをご存じでしょうか?


ぼくがおぼえている範囲で取り上げてみる。


3試合ともカープ戦…


4月9日の実況中継で、小川アナウンサーが松井秀喜さんと落合博満さんのアベックアーチをベタぼめ口調でいよった…


5月18日・福岡ドーム(ペイペイドーム)で開催された主催試合の中継・9回表ツーアウトランナーなしの場面で今井アナウンサーがいよった実況…


『さああと1人!!槇原!!あと1人!!』~『ワンエンドワンから3球目投げた…打った!!ファースト落合、ファースト落合、ファースト落合のファールフライ…とったー!!とりました!!槇原!!パーフェクトゲーム達成!!』


(この試合の前夜に、槇原さんは門限破りがばれたので罰金払えと言われたので『カンプーしますからこらえてください』と堀内恒夫コーチに許し乞いをしたと言うエピソードがあった)


6月21日の東京ドームの試合・9回裏ツーアウト二・三塁の場面で、元木大介さんが代打で当時した時に今井アナウンサーがいよった実況…


『1球目打った!!レフトへレフトへレフトへレフトへレフトへ!!サヨナラヒット!!』


6月23日の試合・7回裏に元木大介さんが代打で登場した時の小川アナウンサーの実況


『ああ、元木打ち返した~』


デーブ大久保さんが2試合続けて目立ちまくった試合(ともにベイスターズ戦)


6月3日(何回の裏の攻撃だったかおぼえていないけど、2点差でベイスターズがリードしていた)


『いい当たり!!元木!!レフトへホームラン!!』(これで1点差)


『岡崎はどうだ!?ライトへ!!2者連続ホームラン!!』(これで同点)


『大久保の当たりはどうだ!?ライトへ!!入ったーーー!!ホームラン!!なんと、3者連続!!こんなことがあっていいのかーーー!!』(これで逆転した)


6月4日は、延長10回裏同点でデーブ大久保さんが打席に入った。(小川アナウンサーが実況担当だった)


『あーーーーっ!!大久保!!大久保!!大久保!!サヨナラホームラン!!きのうにつづいてきょうも殊勲打!!』


最初のサヨナラ試合であった5月7日の中日戦…打席に岡崎さん、松井秀喜さんがサヨナラのランナーだった。(村山アナウンサーが実況担当だった)


『高めのボール!!ピッチャー返し!!センターへ抜けたーーーー!!』


もっともやかましかった船越アナウンサーの実況…


5月31日の中日戦…ランナーひとりおいて松井秀喜さんが打席に入った。


解説者の掛布雅之さんが解説中していた時に大歓声が起こった。


『打ったァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!松井が右手を上げたァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』


松井秀喜さんがサヨナラホームランを打った瞬間の様子である。


9月17日の阪神戦、2位カープとのゲーム差は1・5差…


2位カープは試合に勝ったので、負ければ優勝マジック10が消える危機にひんしていた。


9回裏同点でランナーひとりでデーブ大久保さんが代打で登場した。


『打った!!レフトへ上がった!!レフトへ上がった!!レフトへ上がった!!入ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!大久保!!サヨナラホームランーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』


…………


…と言う具合で、実況中継はワンサイドジャイアンツがケンチョに目立ったと言うことや。


1994年オフに、40億円かけてカープから川口和久さん、東京ヤクルトから広澤克実さんとハウエルさんを獲得するなどの大規模補強に踏み切った。


しかし、その翌年1995年のシーズンは大失敗に終わった。


1995年4月8日のヤクルト戦の9回表に、桑田さんが飯田哲也さんの頭にデッドボールを与えたシーンをご存じでしょうか?


あれが原因で、巨人軍はボロクソにやられまくった…


桑田さんがじん帯損傷で戦線離脱…


9月頃に、ヤクルトのブロス投手のノーヒットノーランを許すなどで、3位に終わった。


それ以降、どうなったかはしらんけど…


2019年と2020年の日本シリーズで福岡ソフトバンクホークスに8連敗を喫したので、日本一が遠ざかった。


2016年のクライマックスシリーズで3位横浜DeNAベイスターズに1勝2敗で苦杯をなめるなど、ボロクソにやられていた。


しかし、ナベツネの目が黒いうちはキュウヘイコロウの体質は改まらないと思う。


巨人軍の幹部どもは『日本一になれん…』となげいとるけど、そのようにほざくのであればソロバン使って今までに生じた死に金(むだ遣いした分)を計算せえや(ブツブツブツブツ)

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