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  • 後編への応援コメント

    森緒 源です。
    拝読しました。

    短編ながらとても登場人物像がきっちり描かれていて、人々の言動を受けて主人公の心象が細やかに生き生きと感じられました。
    とてもレベルの高い文学作品という印象とともに最後まで興味をひかれて読みました。

    憧れと結果、希望と現実、少女の夢の残酷なその後…。

    その実際を経験し、受け入れ、理解して行くことが大人になるということなのかも知れないですねぇ。

    これだけの作品を書かれるとは!…素晴らしい実力者と感じました。

    興味深く読了しました。感謝申し上げます。

    作者からの返信

    森緒さま、ていねいな感想をどうもありがとうございました。私の拙い作品に過大なお褒めの言葉を頂き、身に余る思いです。が、素直にうれしいです!(^_^)
    春から発表しているお話が、ストレスフルな日常を反映してか、ビミョウにウツ傾向なものばかりで、どうしたものかという気がしていたところです。なので憧れと結果、希望と現実がテーマのこの短編に高評価をいただけて本当にうれしいです。現実には逆に、成長して手に入れるものの方が多い気はするんですけどね。

  • 後編への応援コメント

    胸がきゅっと痛くなるお話でした。いつかのどこかであるような話だから、より切なく感じます。
    最後まで、雅也さんの本当の気持ちが分からないままなので、由香の想像している通りだったらいいなと願ってしまいます。さーや姉ちゃんの離婚後の言葉にも、悪気はなかったとは思いますが。
    戻らない思い出がある分、今の健太との会話にほっこりします。ぐいぐい引っ張っていくタイプの彼氏のようですが、由香も楽しそうで良かったです。

    最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!

    作者からの返信

    応援コメント、そして素敵なレビューをありがとうございました。
    いつかのどこかであるような……と共感を持って頂けた事は何よりうれしいです。自分が子どもから大人になる過程で経験した事が形を変えて反映しています。誰しもがこういう瑕を抱えていると思うとしみじみと感じ入るものがあります。
    現在の彼氏の方は初めは、主人公の救いみたいな存在ではなく、苛立たせる存在として書き始めました。自分でも意外な結果となりました。(^_^)

  • 後編への応援コメント

    人は分からないものですね。
    子供心に幸せそうに見えたのに、それが束の間の幻想だったなんて、自分が恋をするのに物凄い障害になりそうです。

    ちょっとデリカシーには欠ける健太くんとうまくいっているのは、この経験があるからかもしれませんね。幸せは遠くから眺めているだけではダメだと思っているのかも。

    作者からの返信

    新巻へもん様、応援コメント、ありがとうございます! 子どもの時の良い思い出が崩れ去る時って悲しいですね。多かれ少なかれ誰にもありますよね。人の見たくなかった一面とか、確かにトラウマになります。

    健太はデリカシーには欠けますが、回復力のあるタイプです。「幸せは遠くから眺めているだけではダメだと思っている」という解釈に、何かちょっと感動しました。実際、深く考え込まないこういうタイプの方が自分の身近には多くて、牡蠣の食中毒を何度か経験してもまだ食べに行くというのも知り合いの実話でした。実際はこのような人がいると、突っ込みたい時もあるのですが(汗)。私自身はトラウマで次に進むのが怖い時もあるので、そのような行動力を見習いたいです。(^_^)
    素敵な感想をありがとうございました。

  • 後編への応援コメント

    何だか、幼い頃の鮮やかな情景や会話が書かれていて主人公には楽しく美しい思い出だったのでしょう。

    時が経ち、残念な現実を知り、後に美しい思い出での残滓に出会うまでが映画のようでした。

    そんな中の彼氏のあっけらかんさが心の傷を癒していくようでいいアクセントでした。

    長編にしたらもっと面白そうです。

    作者からの返信

    応援コメント、ありがとうございました。これまでの作品で情景には手を抜いていた事もあり(汗)、今回少し気をつけて書いてみました。「映画のよう」と言っていただけて、うれしいです。
    「思い出の残滓」という表現がすごいなあと思います。大人になる頃って、いろいろそれまで抱いていた夢や理想が崩れる時ってありますね。
    それでも、前向きであっけらかんとしていられる生き方も、才能だと思います。
    長編に……というのは考えていませんでした。確かに今回、行間で想像に任せるような部分が多かったので、そういうのを交え、長編に文を練るのも良いのかなと思いました。自分で気付いていなかった事も教えていただけて良かったです。ありがとうございました。


  • 編集済

    後編への応援コメント

    さーやさんと雅也さんの離婚した理由、最初はさーやさんの言う通り、雅也が子ども嫌いだから?って思ってしまいましたが、雅也がまだ子どもだった由香と楽しそうに遊んでいたから、まさか?と思いました。
    でも、遊園地で雅也が話した言葉、そして大人になって再会した雅也の態度を見て、やっと理由がわかりました。人間同士の仲って、本当に難しいし、色々としこりが残りますよね。由香も、健太とつきあう中でこれから色々悩むことも出てくると思いますが、無事に素敵な関係を築いて欲しいと思います。

    作者からの返信

    応援コメント、ありがとうございます。離婚した理由は、子ども嫌いという設定ではないのです。いろいろ複合的に……という感じでした。元々家族の反対にあっていたり、結婚によって夢を諦めていたり、たまたま重要な局面で連絡がとれなかった事で決定的になったり……。ただこれは書くにあたって行間に頼りすぎていた事もあり、自分の説明不足でしたね。
    本当に人間同士の仲、感情が絡む問題は難しいと思います。由香は他の人と同じように、これからまた失望も希望もいくつも味わっていくと思います。一緒にいる健太が回復力ありそうなので、大丈夫でしょう。

  • 後編への応援コメント

    切なくて、心に残るお話しでした。
    1センチでも星に近づけるなら、それでいいような気がします。
    いつも思いますが、すごいな、いいなって思います。

    作者からの返信

    感想コメント、ありがとうございます。「1センチでも星に近づけるなら、それでいいような気がします」……おお!そういう考え方、好きです! 
    遠いと嘆くより近付いてみるのが大切ですよね。
    自分で気が付かなかった事をいろいろ聞けて、本当に応援コメントを読むのが楽しいです。

  • 後編への応援コメント

    この作品も、まるで映画を見ているみたいに海辺の街や観覧車の映像が浮かんできますね。素晴らしい表現力だと思います。
    健太の明るさや素直さも心地よくて、彼ならきっと大丈夫だろうなと安心できる感じがしました。

    作者からの返信

    柏木様
    映画は好きなので、そのように言っていただけるとうれしいです。
    健太と雅也さんは対照的には書いたのですが、どちらが良いというわけでもなく、どちらの感性も理解でき、好きです。傷付き、距離を置くナイーブな心も、楽観的で距離感を感じない明るさも。どちらも人が生きていくのに必要な要素ですね。

    でも本当に健太のような素直さって和みますね。
    うれしい感想、ありがとうございます。

  • 後編への応援コメント

    秋色様

     観覧車に纏わる思い出が、とても甘くて、切ないです。
     幼い頃の初恋に似た思いと、いつまでも変わらずにいられない関係。
     喪失感を感じながらも、思い出を大切にしたい気持ちと、これからも前に進んで行こうとする気持ちとが感じられました。
     主人公の気持ちがとても丁寧につづられていて、胸にすっと入ってきます。

    作者からの返信

    涼月様
    いつもていねいに読んでくださり、ありがとうございます。喪失感と前向きな思いというのは、誰にもあるでしょうね。子どもから大人になる過程で、必ず喪失感って感じるけど、得るものもあって、そのバランスがプラスの方に働く人がうまく成長できる人なんだろうな、と思います。いつも自分自身が気が付かなかった事を物語に見つけていただき、うれしいです。