僕が世界を統べるまで

@Sora_1058

第1話人違い

「ふあー、ねっむ。」

と、俺は大きな欠伸をする。

「おい、こっちまで眠くなるだろ。」

「すまんすまん。」

そういって書類仕事を再開する。

国から任されてんだから間違わないように気をつけなきゃな。

完成した書類をまとめて運ぶ。

おっと一枚落ちたか。

あとで拾うか。

「おい、終ったぞ。」

ドンッと書類の束をそいつの机に置く。

「ミスはないの?」

目に入った少し遠くに落ちている書類を拾い上げそいつに渡しながら俺は言う。

「たぶんな。」

そいつは書類を受け取り、

「お疲れ、あとは俺がやっておく。」

と言ったので俺は帰宅した。

,,,,,,,,,

「えっとさっき落とした書類はっと、これか!」

私はさっき落とした書類を拾い上げる。

よくもまあこんなとこまで飛んだなぁ。



僕の名前は佐々木ひさし。

今日から高校生。

名前に【さ】が3つ入ってるから何かあだ名とかつけられるかなと期待している。

それよりも変だな。

『動きやすい服装と最も得意とする武器』を持ってこいと書いた手紙と一緒に

高校までの地図が入っていた。

僕が適当に入った学校って物騒なのか?

けど地図が入っていてよかった。

学校の下調べしてなかったからな。

何々、登校時間は7時半。

やべ!あと5分しかない!

そうして僕は親父のメリケンをこっそり持って行ってその地図に書いてある学校に

向かった。

,,,,,,,,,

私の名前は柳瀬遥。

今日から高校生。

届いた極秘の手紙を見ると

『示された服装、髪型とカバンと筆記用具』を持ってきてと書かれている手紙と

高校までの地図が入っていた。

こんな町中にあって大丈夫なのかな?

あと書いてないけど一応武器は持って行った方がいいよね。

そうして私は指定されたものと得意の武器を持ってその地図に書いてある学校に

向かった。

,,,,,,,,,

ここがこの学校か。

思ったより高校っぽくないな。

とりあえず僕は遅刻確定なのでひっそり中に入った。

「ちょっと遅刻ですよ。」

入るいやな先生らしき人に声をかけられる。

「す、すいません。」

「説教はあとです。

 とりあえず武器は持ってますよね?」

「はい、一応。」

ポッケからメリケンを取り出す。

「なら急いできてください。

 貴方は先の学校で非常に優秀だと聞いています。」

先生に付いて行きながら僕は疑問を持つ。

勉強は自信ないんだけどな。

「強力な戦闘員が来てくれてさっそくなんですが戦場に飛んでもらいます。」

「え!戦場ですか!」

「大丈夫。

 先に行って状況確認してくるだけですよ。

 さ、転移陣の上に乗って。」

まって理解が追い付かない。

戦場?転移陣?何を言っているんだ?

まさか!人違い!

それを確認しようと声を出そうとした瞬間、

「頑張ってください、柳瀬遥さん。」

と言われた。

そして転移陣が光り出す。

「人違いです!」

そう言い切る前と僕は森の中にた。

この瞬間、僕の人生が180°変わったのだ。




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