第3話 カメラハック

左目瞑り 覗くファインダー 探す光 羽のスピード

その前には チルな景色 伸びた音と ピント合わせ

不感症な感性はいらない 不感症な人々の言葉は虫

30年物のウイスキーの妙 見たい景色がそこにある


街の色 華やかに

花の色 鮮やかに


すれ違う世界 それぞれの匂い 違う 感情


全ての色に世界が彩始め

僕は艶やかな世界を切り撮ってゆくのさ


色は儚さと 派手さを 両手にかかげ

朝の陽の 無垢な白を 染め上げていく

ここで今僕は 影と色の 儚さを閉じ込め

小気味良い音を出すのさ 僕の世界にカメラハック


風の色 爽やかに

波の色 荒やかに


自然の風景 透き通る匂い 異なる 体感


全ての色に世界が彩始め

僕は艶やかな世界を切り撮ってゆくのさ


色は無色さと 有色さを 混沌とかかげ

路地裏の 無機質さに 奇才を呼び起こす

ここで今君は 覗き込む窓の ブラインドを下げ

乾いた機械音を出すのさ 君の世界にカメラハック  


一時 幻想な空間 二時 現実な空間 その時 目の前にある世界が止まる


色は儚さと 派手さを 両手にかかげ

朝の陽の 無垢な白を 染め上げていく

ここで今僕は 影と色の 儚さを閉じ込め

小気味良い音を出すのさ 僕の世界にカメラハック

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