GROSK《グロスク》~五人組怪盗バンド 参上!~
水狐舞楽(すいこ まいら)
プロローグ
「なぁ、帰ったら今日も『オルビス』やろうぜ!」
「やろうやろう!」
休み時間になり次の授業の用意をしていると、クラスの男子たちが遊ぶ約束をしているのが耳に入った。
「私も『オルビス・ナイト』やってみたんだけど、めっちゃ楽しいよ!」
「ホントに? じゃあ私も誕生日に買ってもらおうかな〜」
男子だけでなく最近は女子にも人気が広がってきているそうだ。
うわさによるとシューティングゲームのようなもので、世界中でも人気のゲームらしい。
昨日、家にあるタブレットで調べてみた。
『ついに日本上陸、近未来風オンラインゲーム「オルビス・ナイト(ORBIS NIGHT)」!
と、ネットでは
いいなぁ、私もやってみたい〜! でもさ〜、ダメって言われる気しかしないって。
原因は私の視線の先にいる、
――
「ねぇ、おとー? 『オルビス・ナイト』持ってる?」
さっき「めっちゃ楽しいよ!」と言っていた友だちから、急に話題をふられた。
「持ってない。ほら、私がほしいって言ったら志音もほしいって言うでしょ?」
「あー、そっか。でも同時プレイもできるよ。一つのソフトで四人までプレイヤー登録できるし」
「そうなの?」
一つだけ買ってもらえれば、私も志音も二人でできるってことだよね。
それなら私もお母さんにお願いしてみよう!
「じゃあ
「いいの!?」
「ちゃんと教えるから」
私たちの周りにいた友だちも、遊ぶ約束に入ってくれた。
それだけみんなに人気なんだよね! めっちゃ楽しみ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます