第6話 親父の写真
結婚をしたのを契機に、自分の写真の整理を始めた。
お父さんの撮ってくれた私の写真。
改めて、まじまじとお父さんが撮った写真を見ると、
「すごいなぁ」って思う。
ピントのバッチリ合った写真。
一瞬の光や、表情を捉えた写真。
当時はデジカメも普及していないし、マニュアルのフィルムカメラだっただろうに。
「自分の子供の写真を綺麗に撮りたい!」
っていうお父さんの気持ちが伝わってくる。
写真を通して、伝わる愛情。シャッターを押しているカメラマンの気持ち。
それが伝わる写真。
私も写真を勉強していたから、それが感じ取れる。
写真をやっていてよかった。親になってよかった。
お父さんの大切な思いを理解できて、嬉しい。
お父さんに感謝できた。
自分も、子にこの大切な想いを伝えていきたい。
素直にそう思えた。
写真の持つ力に感動させられた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます