第3話 パートナー

日常の事が幸せ


なんで、みんなその事に気がつかないのかな。


パートナーと離れている時も、

「今ごろ何してるかな」

って考える。


お散歩、読書、お洗濯、お料理、


温かい日差し、穏やかな天気、

夕陽や虹


それだけで、十分幸せ。


特別な場所、特別なものなんていらない。


パートナーがそばにいて、私の視界に入るだけで、オキシトシンが分泌される。


昔からずっとそうだった。

その時々のパートナーは、私のそんな気持ちを分かってくれなかった。

私からしたら、とても多くのものを望んでいるように思えた。


どうして何気ない日常で満足出来ないの?


一人でいたあの頃の寂しさを忘れてしまったの?


パートナーがいれば、他には何もいらないって考えは、歳をとるごとに強くなりました。


物欲がなくなってきたし、自分の限界も知りましたし、沢山辛い思いをしてきたから。


だから、いま、私はパートナーに会いたい。

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