第131話◆通勤定期の購入について、ひとしきり悩むこの社会状況

電車の定期券が切れる、買うのが憂鬱。お金が減る、いや会社から支払われているじゃないか…

次は3ヶ月にしようか、半年分を買おうか、悩むのも情けない。社会不安と言うものは、モヤモヤして掴みどころが無く、頭の切り替えが必要だ。


スイッチポン♪


定期券が切れるねー、いつもの通勤経路と違うルートの路線を使えるってことね!

ちょうどバリスタ用のインスタントコーヒーが無くなってしまったから、歩いて40分の駅では無く、会社近くの徒歩15分の駅から電車に乗り、大きな街で降りて、クレジットカードのポイントで買い物して、夕飯はホットペッパーのポイントを使って食べようかしら? 

と夢が膨らむ。いつも食べ物の事ばかりで恐縮、食欲は他の色々な悩みを一掃してくれる精神安定剤。


食べ物は疲れを癒すし、思考を切り替えてくれる。食べると眠くなるでしょ、無意識のうちに体が命令してるのよ、悩むのやめて休息しろと。


この今の社会状況で自ら命を絶つ若者が増えているそうだ。

貧乏でも頭を切り替え、前向きに生きるのだよ。私の年金を稼いでくれるとありがたい(スマンの~)。

貧乏でものんきに生きて行ける、趣味は旅行だけど脳内旅行でも満足できる。リタイヤしたら毎日図書館へ行く事を夢見て、悩んでも腹は減るのだからひとまずご飯を食べて寝る。


ベースを考えれば、人は元々狩猟民族でその日暮らし。獲れた獲物かそこら辺に生えた植物を採取して何万年も生き続けて来た。先の事なんか分からないけれど、「生存戦略」というDNAに刻まれた本能によって突き動かされ、今居る人々は祖先が闘って勝ち、そして疫病から生き残った強い部族の者達なのだよ。選ばれし民!


地震を体験したならわかるでしょ、考えたって先の事は予想できない、先の事を悩むだけ無駄。やっぱ3ヶ月定期だな。

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