ドア

勝利だギューちゃん

第1話

今、ドアの前にいる。

このドアを開けたが最後、もう戻れない。


ドアのそばには、左側に女の人がいる。

このドアの案内人らしい。


「今日、初めてのお客さんです」

女性は頭を下げる。


「あなたは?」

「私は、新たな世界の案内人です」

「何のために?」


女性は、続けた。


「今から私は、これからあなたに質問をします」

「質問?」

「ええ。その答えによって、あなたの行く世界が変わります」


質問?


「その質問は、いくつですか?」

「ひとつですよ」

「ひとつ?」


女性は頷ずく。


「では、質問しますね」

「はい」

「あなたは、あなたに生まれてきて幸せでしたか?」


女性が尋ねる。

僕は即答した。


「YES」


女性は、にっこりと微笑む。


「わかりました。では、新たなる世界へ」


ドアを向こう側は、光に満ちていた。

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ドア 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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