崩壊と感情のパロディー

@roze_naki

第1話 崩壊の始まり。

キーンコーンカーンコーン。

学校の鐘がいつもより騒がしく鳴り響き教室には甲高い声の人々が何やら会話をしている。

「帰りの学活を始めるから席につけ。」私はめを擦りながら、それが先生であることを理解した。

「宿題を忘れた者は放課後プリントをやるように」と忘れた人達に先生が居残りを指示した。

その瞬間、ふと「私もだ。」と少女は周りに聞こえない程度に口づさんだ。しかし私には友達と公園で遊ぶ約束をしていたのもあって居残りを無視しそのまま猛ダッシュで家に向かった。


少女が小学校から帰ってくると大好きなお母さんがリビングでテレビを見ていた。いつもとなにも変わらない日常だ。その日も友達と遊ぶ約束をしており、居残りもほったらかして遊びに行こうとしていた。その日は春の暖かい温度で少し喉が渇くくらいの気温であった。お母さんに「あんた、水分だけは取っていきなさいよ」といつもよりしつこいくらい言われた。「もー分かったよ。」とふてぶてしく大好きなスナック菓子を頬張り次にコーラを流し混んだ。「よし、遊びに行く準備万端」と心の中で唱え、遊びに行く準備に取りかかった。「家の鍵よし、水筒よし、ゲーム機よし。」と準備が整ったので「そろそろ行ってくるね!」とリビング目掛けて走った。


その時。


突然テレビが鳴り響いた。

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