稲荷神社とお稲荷さんとキツネの話

【稲荷神社】と【稲荷狐】(神使)


さて、こちらは妖狐(ようこ)のおさん狐とは逆の神使(しんし)の方。

「稲成り」の意味だったものが、稲を荷なう神像の姿から後に「稲荷」の字が当てられたとされる。もとは古代社会において、渡来民の秦(はた)氏が賀茂氏から祭祀を継いだ氏神的な稲荷信仰であり、秦氏の勢力拡大によって信仰も広まっていった。

本来の「田の神」の祭場は狐塚キツネを神として祀った塚・キツネの棲家の穴だったと推測されるが、近世には京都の伏見稲荷を中心とする稲荷信仰が広まり、狐塚に稲荷が祀られるようになった。


五穀をつかさどる神・倉稲魂(ウカノミタマ)と稲荷神が同一視されることから、伏見稲荷大社を含め、多くの稲荷神社では倉稲魂(ウカノミタマ)を主祭神としている。


稲荷狐とはその使い(神使)です。


現在、日本にもっとも多く見られる神社が稲荷神社(お稲荷さん)で、全国に約二万社弱あると言います。

これは、第二位の八幡神社約一万五千社弱、第三位天神社約一万社を大きく引き離しての堂々の一位です。


稲荷信仰恐るべし!


因みに厳島神社の神使は《鹿》ではなく、《八咫烏(ヤタガラス)》です。

たくさんいる《鹿》はただの野良鹿なので餌やり禁止❗️



【アイヌの昔話し】では黒いキツネは神様の使い(神使)らしいです。

赤いキツネは人を誑かすそうで……


あれ?じゃあ、あのカップ麺は?



☆因みに【稲荷寿司】は天保末期(黒船来航の10年くらい前)から作られ始めました。

当時は今の様に甘くなかった様で、(砂糖は出回ってはいましたが、かなり高額です。)普通の握り寿司と一緒でワサビ醤油で食べていた様です。

お値段は格安だったので、庶民の間で人気でした。

今では見られませんが、長い稲荷寿司を切り売りしていたお店もあった様です。


コレも江戸時代からの民間伝承でしょうが、『キツネは油揚げが好き』というのがありますが、おそらくキツネの毛色が油揚げの色と似ていたからだと思われます。

雑食性なので、あげたら食べますけどね。


【キツネとエキノコックス】


残念ながら、タヌキと違って野生のキツネを触る事は出来ません!

何故なら《エキノコックス》という恐ろしい寄生虫を持っているからです。


この《エキノコックス》の恐ろしいところは、直ぐに発症するのではなく“およそ5年後に発症する”事です。


キツネはこの《エキノコックス》を持っている可能性が非常に高い為、見かけても決して触ってはいけません!!


作者も数年前に北海道旅行に行った時、たまたまキタキツネを見かけました。

けっこう大きかったですよ。


人が居ても平気で団地の中を歩いてました。

《エキノコックス》の所為で人が自分にちょっかいを出さないのを知っているので、我が物顔で闊歩しています。


《エキノコックス属条虫》の幼虫(包虫)に起因する疾患で、人体各臓器特に肝臓、肺臓、腎臓、脳などで包虫が発育し、諸 症状を引き起す。

人には、成虫に感染しているキツネ、イヌなどの糞便内の虫卵を経口摂取することで感染する。


もしどうしてもキツネに触りたい方は、【宮城蔵王キツネ村】というキツネ専門の動物園へ!!

こちらの動物園のキツネはそういう管理がされているので、触りたい放題ですよ。

(流石に限度はあると思いますけどね。)


作者もいつか行ってみたい場所の一つです。



(参考文献 ウィキペディア、Google)

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