依頼受けに来たよ

「おねーさん、依頼受けにきたよー」

私はギルドにつくと、受付にいるお姉さんに声をかける。

「お、アヤじゃん。久しぶり」

なんと私がたまたま話しかけたお姉さんは、昔からお世話になっていたミィコさんだった。

「ミィコさん久しぶり!今日は依頼を受けに来たんだよ」

「みんなのその姿を見ればわかるよ。依頼ってのは、以前カロンさんに頼んだ、シェーラへの遠征依頼でしょ?」

ミィコさんは、引き出しから依頼内容の書いた紙を取り出しながら笑顔で言う。


「頼んでから一ヶ月経ってから依頼受けにくるって、さすが勇者様。図太いわね」

「元勇者ですぅ。それに図太くないですぅ」

「うん、アヤは昔も今も図太い」

「ひどいよイオちゃん!」

ミィコさんもイオちゃんも息があった連携で私の心を抉ってくる。

・・・私図太くないよね?


「じゃあ、一応規則だから、みなさんのステータス確認をして、パーティーの総合値を出させてください」

「「「「はい」」」」

と言うことで、早速受付作業が始まった。



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