いざ隣国シェーラへ…?

「ほらほら、荷物支度して! すぐ行くよ!すぐ!」

私たちは、ホワイト・リリィへと早足で戻った。

私たち、というか私が3人を無理やり押して行ったとも言う。

「いや、でもですねアヤさん。私たち一度家に戻って支度をしないと…」

「そうよアヤ。焦らなくても依頼は逃げたりはしないわよ」

シュミカちゃんとカロンさんにど正論をぶつけられる私。


「いやでも、ほかにこなしちゃうパーティーがいるかもだし…」

「ついさっきまで、約一ヶ月放置してたんだから、今すぐかすぐじゃないかで変わらないでしょ」

「はううっ…」

イオちゃんにトドメの論破をされました。

くすん。


「じゃあ、みんな支度して30分後に集合! 今日中にシェーラに着くよ!」

「宿はどうするんですか?」

「移動はどうするつもりかしら?」

「まず行ったことあるの?」

私の提案に、3人がほぼ同時に突っ込む。

ふっふっふ。

この私を誰と心得る。

「全て私に任せておきたまえ、皆の者!」

「「「おおー」」」


急遽、遠征依頼のため、ホワイト・リリィは臨時休業になります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る