第3話 世界史に手を出したい気もするのですが

 こんにちは。草原守拙です。


 わたしの『勉強』という概念は、受験勉強のような詰め込み学習のような苦しいものではなく、単に興味のあるものをわかりやすいテキスト、資料、ネット、妄想で楽しくやる事です。それによって近似の分野に興味が生まれればそちらも齧ってみて、柔らかくて甘ければ進むし、歯が折れればやめます。まあ、わたしったら、すでに前歯はないのですけれど。


 まあ、現在の主体は日本の古代中世史それに付随する東アジア情勢ですかね。ただ、わたしも偏見の強い人間なので、朝鮮半島は新羅の半島統一までで、李氏朝鮮はいいかなあという感じです。しかし、NHKの総合で日曜日の夜によくやっている韓流の歴史ドラマは李氏朝鮮時代ですけど、結構面白いです。でも、今やっている『ヘチ』はずーっとクライマックスの連続ばかりで、観ているとものすごく疲れちゃうのです。ヘチでヘトヘト。前にやっていた『100日の郎君様』はコメディー要素もあって楽だったなあ。ドラマには緩急って必要ですよね。


 中華の歴史も興味があるのですが、絶対に五胡十六国で中折れする(下ネタですよ!)気がします。計21の国と地域と蛮族でしょう? その後も南北朝時代ですからね。それに、興味があるのは清王朝までですよ。中華民国まで行くと近現代史で、第二次世界大戦やら今の世の中に繋がっていますし、今の世界情勢ほどつまらなくて興味の湧かない時代はありません。無能と強欲と差別と非道がまかり通っている時代って、これまであったのでしょうか? 本当は真剣に考え、真の正義を訴え、戦わなくてはいけないのでしょうがわたしにはとても無理ですし、この『勉強家』シリーズのポリシーに反しますからね。わたしは世捨て人の無頼です。ああ、しつこいようですが、無頼の意味はきちんと調べて勘違いしないようにお願いします。


 あと、ヨーロッパ史ですよね。興味はとてもあるのですが、まず国が多い! 民族も多い! 名前がカタカナ! 国によって同じ名前なのに読み方が変わる! 宗教も複雑! しかも深く政治に関わっている!

 ネガティブなことしか浮かびません。やめようかしら?

 まあ、まず初めは塩野七生を読むことになるでしょうね。あと、思いつくのは佐藤賢一でしょうか?


 ヨーロッパ諸国では歴史をどのように学校で教えているのですかね? 日本のように自国の歴史だけを教える授業と、外国史を別々の教科として勉強するのでしょうかね? しかし、ほぼ地続きで絶えず干渉しあっているヨーロッパでは、自国史のなかに他国との関係が頻繁に出てきますから、日本史のようにほとんど外国は無視してもいられないのはとんでもなく頓珍漢なわたしでもわかります。


 まあ、まずは日本史をしっかり遊びましょう。しかし、平安時代の退廃した頃とか、室町幕府の四代将軍、義持以降とか、小説では書かれていないようですから、ある意味、謎の四世紀・倭国よりミステリアスな時代ですね。だからって当時の史料の解説や、岩波文庫、講談社学芸文庫などを読むとひきつけを起こしてしまうまです。


 ああ、なんだかここまで概念的なことばかり書いていて、実践『勉強』がご報告できていないです。残念です。でも、あんまり「勉強」していないからなあ。いっそ、わたし的勉強法の指南に作品を変えることはとても至難の業です。ギャグです。ははは。


 さようなら。

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