第2話

私は考えた末に出た答えは彼の手に触れてみるというものだった。彼の手にゆっくりと手を近づけて触れてみた。凄く恥ずかし買った。何やってんだ。私。こんなことで恥ずかしがることはない!


彼女は僕の手に触れてきました。その手はとても綺麗で暖かった。僕はすぐにこの行動が彼女が表情固定の中で考えた結果なのだとわかりました。僕はこれにジェスチャーで気持ちを返しました。彼女に微笑んでみました。

僕なりの万歳です。


なんなのよ、あれは。可愛いすぎて反則じゃない!(照)でも、夢の中では彼は私の左腕に腕を絡めてくるから。それも可愛い。あぁ、もう。考えるだけであいつが出てくる。私、あいつのことが好きなのかな?


『あのさ、今度一緒にどっか行かない?お互いのことを理解し合う為にもさ』その提案は突然でした。僕は少々迷いましたが、『はい、一緒にいきましょう♪』と言いながら笑顔で返しました。


あいつの事は笑顔が素敵で勉強はできる。誰にでも優しく笑顔をしながら接している。確かに笑顔はあいつのアイデンティティだけど誰かれ構わず向けないで欲しい。だって、そうして居られるだけで胸の奥が凄く熱くなっちゃうから。これこそが嫉妬なのかな。



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