第117話 地底人の村を守れ!

 プロミネンス地方を調査しているヒビキたちが次に向かった場所は、地底人の集落。

「地底人がいっぱい!」

「プロミンタウンに並ぶ生活せいかつ拠点きょてんだからね」

すると、

「誰か助けて!」

キャベツの生き物がツチノコにおそわれている光景を目撃もくげきした。

「行こう!」

「うん!」

現場に向かうと、ツチノコにとらわれたキャベツの生き物の救出作戦が始まった。

すると、日差しが強くなってきた。

「僕がみんなを守って見せる!」

ヒビキは、サファイアのマジカルジュエルを魔法まほうの筆にセット。それを仲間たちに向けてると、

「クリアーリフレクション!」

ヒビキたちの周りに結界ができ、ダメージを最小限におさえた。

「さあ、行くわよ!」

シエルは、アクアマリンのマジカルジュエルを魔法の筆にセット。それをモンスターに向けて振ると、

「バブルピッチシャワー!」

ローラの魔法によって、モンスターの撃退に成功した。

「キャベツは、野菜やさいとして広く利用され、栽培上さいばいじょうは一年生植物として扱われる。西ヨーロッパの海岸のがけの上が原産といわれ、ヨーロッパでは古代ギリシア人の時代に薬用され、紀元前四世紀には保健食から野菜として栽培された。日本ではじめて野菜として栽培されたのは、明治四年の北海道ほっかいどう開拓使かいたくしだといわれている。現在は世界各地で栽培されている。冷涼れいりょうな気候に適応した野菜で、気温五度まで下がっても生長し続け、十八度でよく生育する。小さいなえならば、マイナス十二度まで気温が下がっても、一晩から二晩くらいまでならばえられる。一年草、または二年草である。春に十字型のたん黄色こうしょくの花をかせる。キャベツは結球のイメージが強いが、結球する品種と、しないものがある。また、同じ原種に由来するケール、カリフラワー、カイラン、メキャベツ、コールラビ、ブロッコリーなどと同様に長い品種改良の過程を経ているため、多くの品種がある。ビタミンC、ビタミンUを豊富に含む。キャベツに限らず結球する野菜は、葉の成長ホルモンが裏側に偏ることで、その形態をとる。一般いっぱんに流通しているグリーンキャベツの場合、外葉が二十枚になってから結球が開始し、葉序に従い螺旋状らせんじょうけいちょうを包む。結球時、茎はほとんど伸長せず、短縮茎となる。断面を見ると、中心に近い葉ほど内側を向いている。これは外側が先に育ち、内側はその後から出葉して次第に混んでくるためである。消費者が店頭でキャベツを選ぶ際に、大きさではなく重さで選ぶことが多いのは、こうした理由による。生の場合、可食部百グラム あたりのエネルギー量は二十三キロカロリーで、水分すいぶん含有量がんゆうりょうは九十二グラムを占める。栄養素えいようそは比率で炭水化物が五グラムと最も多く、次いで蛋白質たんぱくしつ、灰分、脂質ししつと続く。食物しょくもつ繊維せんいのうち、水溶性は不溶性より少ない。キャベツは淡色野菜の中では、カロテンやビタミンCを多くふくむ野菜で、ビタミンC含有量は季節変動の影響をあまり受けず、夏場のホウレンソウよりも多い。ただし、キャベツのビタミンCは加熱すると半減してしまう欠点がある。また、調理の過程で千切りにして水にさらした場合では、ビタミンCの減少率は約二十パーセント程度である。キャベツ特有成分として、胃腸いちょう粘膜ねんまく新陳代謝しんちんたいしゃを活発にするビタミン様成分とされるビタミンUが知られている。ビタミンUは熱に弱く、加熱調理をすると減少する。部位によってビタミンの含有量に差があり、外側の緑色がい部分はカロテンを多く含み、中心の芯の方にはビタミンCを多く含んでいる」

「助けてくれてありがとう!私はリファ!」

リファはヒビキたちに挨拶あいさつすると、

「さあ、ハミングタウンに帰ろう!」

「うん!」

ヒビキがスマートフォンで転送アプリを起動して、ハミングタウンに帰ったのであった。

 その後、

「君たちにプロミネンス地方についての伝説を教えてやろう」

地底人の家で、ヒビキたちはプロミネンス地方についての伝説を聞く。

「ここは、ニュートピアの中で最も古い地方とも知られている。今からはるか昔に、我々地底人が現れた。そこから、我々の住処すみかが生まれた」

地底人はこう話したうえで、

「太古の火山活動によって生み出された豊かな自然のおかげで、我々は生きている」

と続けた。

「ニュートピアの伝説について知りたい!」

「それなら、古代遺跡に行くがよい」

「ありがとう!」

地底人からの情報を受け、ヒビキたちは古代遺跡に行くことになった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る