第52話 ようこそ!スタジオワールド

 ヒビキたちは、ニュートピアの人気観光スポットであるスタジオワールドにやってきた。

「従来の行楽地は、その地域の観光名所にちなんだ内容に重点をおく場合もあったものの、多くにおいて定型の遊具や施設しせつを設置するなどして、専ら行楽客がそれらで遊ぶという形態がとられており、そこには一貫性が無かった。テーマパークはそういった従来の一貫性の無い行楽施設との差別化を図るため、明確なテーマを掲げて遊具や施設、個々のみやげ物にいたるまで、一貫性を持たせた行楽施設群である。その多くは複数の建物からなるなど、施設的にも大規模なものとなる傾向があるが、屋内型施設などにミニテーマパークなどとして、所定のテーマに沿ったアトラクションを提供する施設も見られる。テーマパークの性格は多種多様である。総合テーマを決めた遊園地という性格の強いものから、娯楽ごらくという側面を加えながらも社会教育や研究を重視した野外博物館的な性格のものや職業体験ができるものまで、さまざまなテーマパークがある」

「ここが、本場のスタジオワールド!」

「親と一緒に来たことがある場所とは、まったく雰囲気ふんいきことなっている!」

スタジオワールドは、ここ以外に日本やアメリカにも点在する有名なテーマパークなのだ。

 すると、

「誰か助けて!」

テレビのロボットがメリーゴーランドのモンスターにおそわれている光景を目撃もくげきした。

「行こう!」

「うん!」

現場に向かうと、メリーゴーランドのモンスターにとらわれたテレビのロボットの救出作戦が始まった。

「私に任せて!」

サクラは、ルビーのマジカルジュエルを魔法まほうの筆にセット。それをモンスターに向けてると、

「リボンチェーン!」

モンスターはラビカの魔法によって拘束こうそくされた。

「ここからは、僕の出番!」

ケンタは、エメラルドのマジカルジュエルを魔法の筆にセット。それをモンスターに向けて振ると、

「ワイルドトルネード!」

ナツの魔法によって、モンスターを撃退することに成功した。

「テレビジョンはフランス語のtélévisionに由来し、TVと略されることも多い。なお、tele-はギリシア語の遠くはなれた、visionはラテン語で視界の意味である。日本の電波法ではテレビジョンは電波を利用して、静止し、又は移動する事物の瞬間的しゅんかんてき影像えいぞうを送り、又は受けるための通信設備と定義されている。また放送法ではテレビジョン放送は静止し、又は移動する事物の瞬間的影像及びこれに伴う音声その他の音響を送る放送と定義されている。中国語では電信・電話にならって電視と呼ばれる」

「助けてくれてありがとう!ボクはTVCH!」

TVCHはヒビキたちに挨拶あいさつすると、

「さあ、ハミングタウンに帰ろう!」

「うん!」

ヒビキがスマートフォンで転送アプリを起動して、ハミングタウンに帰ったのであった。

「それにしても、ここはある世界的なイベントが開かれた名残なごりがありそう」

「確か、数年に一度だけのような…」

ヒビキとチララは、スタジオワールドにまつわるなぞを見つけると、

「ちゅぴ!」

「ピカっとひらめいた!」

「世界中から多くの人がやってくる国際的なイベント、しかも十年に一度しか開かれないすごい機会!」

「それは、文化・芸術・エンターテイメント・スポーツの祭典だ!」

と、解明した。

「つまり、ここは祭典の会場だった場所を再開発したものだ!」

跡地あとちを再活用することは、未来に残すためのレガシーにになる!」

ヒビキとチララは、そう証明するのであった。

 一方その頃、アラシもスタジオワールドにいた。

「忠告しておく。伝統のフェスティバルは刻一刻と近づいていることを…」

アラシはこう言い残して、どこかへと去っていった。

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