第53話 ドキドキ!人生初のデート

 ヒビキは、サクラとともにスタジオワールドで人生初のデートを楽しんでいる。

「見て!」

「きれいな景色だ!」

「ライトシティが小さく見えるわ!」

「今日は晴れているから、最高のコントラストで見えている!」

大きな観覧車に乗ってライトシティをながめていると、

「助けてちょうだい!

ヒョウタンの生き物がジェットコースターのモンスターにおそわれている光景を目撃もくげきした。

「行こう!」

「うん!」

現場に向かうと、ジェットコースターのモンスターにとらわれたヒョウタンの生き物の救出作戦が始まった。

「決めるなら、今しかない!」

「私に任せて!」

ヒビキとサクラは力を合わせて、

「ジュエリーレイン!」

「ブロッサムトゥルビヨン!」

チララとラビカの魔法まほうによって、モンスターを倒した。

「ヒョウタンは、最古の栽培さいばい植物しょくぶつの一つで、原産地のアフリカから食用や加工材料として世界各地に広まったと考えられている。乾燥かんそうした種子は耐久性たいきゅうせいが強く、海水にさらされた場合なども高い発芽率はつがりつを示す。狭義きょうぎには上下が丸く真ん中がくびれた形の品種を呼ぶが、球状から楕円形だえんけい棒状ぼうじょう下端したばふくらんだ形など品種によって様々な実の形がある。ヒョウタンは、苦味成分であり嘔吐おうと下痢げりとう食中毒しょくちゅうどく症状しょうじょうを起こすククルビタシンを含有がんゆうし、果肉の摂取せっしゅは食中毒の原因となる」

「助けてくれてありがとう!僕はしんぺい!」

しんぺいはヒビキたちに挨拶あいさつすると、

「さあ、ハミングタウンに帰ろう!」

「うん!」

ヒビキがスマートフォンで転送アプリを起動して、ハミングタウンに帰ったのであった。

「お待たせしました!ミルキーアイスでございます!」

「ありがとうございます!」

「では、ごゆっくりどうぞ」

「お待たせ」

「これが、スタジオワールドの名物スイーツであるミルキーアイスだ」

「おいしそう!」

「さあ、食べようか」

その後、

「では、いただきます!」

「いただきます」

ヒビキとサクラは、テラス席でミルキーアイスを食べる。

「すごくおいしい!」

「とろけるようなあまさだわ!」

「チララ、ラビカ、一緒に食べる?」

「うん!」

ミルキーアイスは、その名の通りミルクのアイスにバニラエッセンスのかおりを付けたようだ。

 一方その頃、

「街も色鮮いろあざやかにデコレーションされていますね」

「フェスティバルの準備なのかな?」

ケンタたちはフェスティバルのムードがただっているライトシティを探索たんさくしていた。

「夜になると、イルミネーションが始まるみたい!」

「楽しみです」

どうやら、フェスティバルを心待ちにしているようだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る