ニュートピア~Newtopia~
見習いさん
プロローグ 物語のはじまり
ここは、この世界のどこかにある平和な大陸・ニュートピア。
「ぐふふふふふ…」
しかし、ある日のことだった。
「ニュートピア、そこはいつも
「うわっ!」
「ぐわっ!」
すると、魔王によって住民たちの多くは行方をくらましてしまい、
「きゃー!」
「誰か助けて!」
ニュートピアを守ると言い伝えられているクリスタルは散らばってしまった。
「ちゅぴ!何が起こっているのか!?」
こう語るのは、青いチンチラの男の子であるチララ。
「そういう
チララと同じ部屋で暮らしているのは、タビビトと名乗る男だ。
「今はどういう状況なのか?」
「時空のかなたから現れた魔王が、ニュートピアの平和を
タビビトからニュートピアの現状を聞いたチララ。
「じゃあ、現状を打開する方法は?」
「空の国から選ばれし戦士をここに招集するしか、策はない」
「空の国とは、人間たちが住んでいる地球ということだ!地球とは、太陽から三番目に近く、表面に水、空気中に
「なるほど、理解はできている」
そんなタビビトは、ニュートピアの平和を取り
「チララ、君もここに向かってもらう」
「ボクのパートナーを見つけてということ?」
「そうだ。君もパートナーとともに成長してほしい」
チララは、タビビトからこんなことを告げられた。
「手ぶらで行くのは危険すぎる。これを受け取ってくれ」
すると、チララはタビビトからあるものを渡される。
「ちゅぴ?」
「これは、サファイアのマジカルジュエルだ。青い
「ありがとう、大事にするね」
チララは、サファイアのマジカルジュエルをしっぽの中に収めた。
「パートナーとともに、ニュートピアの平和を取り戻してほしい」
「では、行ってくる!」
「気を付けて」
こうして、チララはニュートピアへ旅立っていった。
「さて、一仕事しなくちゃ」
それから、タビビトは選ばれし戦士になる資格を持つ子供たちに向けて手紙を書く。
「この手紙を受け取った君に伝えたいことがある」
と書き始めると、
「平和に満ち
とつづられていく。
「ニュートピアの未来がどうなるのかは君たちにかかっている。みんなを、クリスタルを、取り戻してほしい」
こう結んで、世界中の子供たちに手紙が送られていった。
「君たちの
こうして、少年少女たちがニュートピアをめぐる物語が、幕を開けた。
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