第18話 オレオレェ……!!

「もしもし……」仕方なく電話をつないだ。



『よォ〜、ルーかァ〜!? ケッケケェ……

 もしもしオレオレェ〜……!!』

 いつものように、陽気な兄貴の笑い声がスピーカーから響いた。



「ン……、なんだよ。オレオレ詐欺か!!」

 まったくいくつになっても子どものような電話の受け答えだ。

 これで良く大手外資系企業のサラリーマンが勤まるものだ。



『ケッケケ……、久しぶりだな。ルー!!

 元気にシコシコとソロ活動してるかァ』



「はァ……、なにを言ってンだよォ!!

 厨二病の真っ只中か!!」

 


『いやいや、死ぬほど暑くッてさァ……。

 頼むからなんとかしろよ!! ルー!!』



「あのねえェ……!! 無茶言うなよ!!

 なんでボクが何とか出来るンだ……😓💦

 ボクが何とか出来るくらいなら、とっくの昔に何とかしてるよ!!」

 地球温暖化に歯止めが掛からない。







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