蕾―ツボミ―
ろくろく んよちい
ハジマリノウタ
あるモノが無くて 無いモノがある
普通って誰が決めたの?
概念という
羽を取られた小鳥は
空を飛ぶ夢さえも奪われて
母さんなんでボクは今ここにいるの?
どうしてボクは
みんなみたいにお空を飛べないの?
ねぇ ねぇ どうして?
お空を飛べないのにボクは
ここに居てもいいの?
――僕は知った
もう空を共に飛ぶことはできないことを
あの頃に戻れるのなら
もう一度だけ空を飛べるのなら
気の向くままに――
―空を飛ぶことばかりにとらわれないで―
そうアイツは言った
それが全てではないと
確かにもう飛べないかもしれない
でも前に進んでいかないと
――これは羽を取られ人になった
ハジマリのうた
空を飛ぶことはできなくても
――地を翔けることはできるのだと――
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