第37話 絢辻行人『十角館の殺人』

あらすじ


十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。


Amazonより





感想


途中で放たれる一行で、犯人が分かり、全身が震えた。


え!?え!?どゆこと??ってなって、まさかの犯人にびっくりした。


最初に十角館で行われた殺人と、学生たちが島に渡って起きた殺人の犯人は同一人物であると思っていたのが、まんまと騙されてしまった。


嫉妬というのは、怖く、時には人をも殺してしまう。


それは、憎くて殺す場合もあるが、愛してる人をも殺してしまうこともある。


嫉妬からくる怒りや悲しみはとても複雑で説明しきれず、抑えることができなくなったとき、それはサイコパスとして現れる。


怖くも切ない話だった。


犯人の頭脳のキレには、本当に驚かされたし、怖かった。

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