第3話 宇佐美りん『推し、燃ゆ』
芥川賞を受賞した作品。
現代社会をうまく描写した作品だと思った。アイドルを追い続け、高校は途中退学。姉は頭が良いできる女だからこそ、そんな妹には苛立ち、その苛立ちを妹にぶつける。
妹は妹で、苛立ちをぶつけられても、できないことはできないんだよ。と悲観的になる。
家族は、就職をしない彼女に、就職は?と圧をかける。そんな圧を彼女は感じるがどうにもできず、就職活動も滞っている。でも、アイドルを追っかけて、お金をどんどんつぎ込む。
人の微妙な気持ちを上手く書いていると思った。
そして、これらは現代社会では、よくあることで、時代を見事に活写していると思った。
どんなことがあっても、死のうとはせず、生きていこうとする主人公の心の保ち方に敬服する。
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