【詩集】星を撒く

サンド

永遠にする





 沈む白黒の景で


 君が笑って


 ぼくはうつむく


 人生を一冊にまとめあげたら、


 19ページの足先まで美しい


 君を抱きしめて


 愛が底を尽きてしまうくらいなら、


 これでよかったんだと思えなきゃ


 海に包まれる


 風にのまれる


 宙に浮かぶ


 ほら、もう終わり方しか


 考えられないのだから



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る