第6話 Take It Easy 5


「おお!豪華な作りの風呂だね~」


浴場は総大理石作り!

20人くらい入浴で着そうな湯船!

ライオンの口から湯船に大量の湯が注がれ湯船から溢れ出している。


「さすが国でも随一の奴隷商!」


と掛け湯をし巨大な湯船に体を沈める。


「やっぱり、お湯に浸からないとね~

 金持ちはいいな~~」


浴室の扉が開かれ綺麗どころが体をタオルで隠しながら入ってきた。

ひー、ふー、みー、よー 5人も!!


「第一王子、奮発してくれたね~~

 美人さんたち、こっち、こっち!」


と手招きをする。


「はいはい、タオルで体を隠さない!

 タオルなんか、その辺へ捨てて!

 タオルを水に浸けるのは俺の国ではエチケット違反だからね」


というと5人の綺麗どころはタオルを桶に置いた。


「ひゃっほ~~、みんなダイナマイトバデーだね。

 そのふくらみに顔を埋めてもいい??

 こっち、こっち」


と手招きをする。

5人中2人は長い髪を頭で束ね、ウエストもキュッと締まっており無駄な脂肪がほとんど付いていない美しい体をしていた。

2人は歩みを進めるたびに微かに割れた腹筋を確認することが出来た。

残りの3人は普通の女子らしく適度に丸みを帯び色っぽい体をしていた。


長い髪を束ねた二人が左右に座り体を、特に胸を腕に押し当ててくる。


「サービス、いいね~~

 その大きなメロンも食べちゃっていいのかな?

 ハリがあって硬いメロンは美味しそうだね」


「ふふふふふ、勇者様、お戯れが過ぎますわ」

右の座る女が言う。


丸みを帯びた女性らしい体をした女が酒を乗せたトレーを持ち、目の前に座る。


「勇者様、お飲みください」


「俺、エロエロとするときは酒飲まない主義なんだけどな~~

 でも、君が可愛いから飲んじゃおうかな~~」


氷の入ったグラスに茶色の液体。

ウイスキーだ。

この世界では最も高級なアルコールで貴族しか飲むことの出来ない一品である。


「ウイスキーと言えばロックしかないね~

 水割りなんて勿体無い。

 ロックは氷が徐々に溶け味がカラフルに変化するところをチビチビ飲むのが粋なんだよね~

 美味しそうなメロンもあるし」


と両脇の美人さんの脇から手を入れメロンをプニプニと揉んだ。


「お戯れを~~」

「ダメですよ~勇者様~~」


と甘い声が両脇の美女が二人揃って耳元で囁く。

そのとき二人の美女が結ってある髪の中から短剣を取り出した。

右の美女は喉元を掻き切り、左の美女は心臓を貫くいた!

声も出すことも叶わず湯船にうつ伏せに浮き、お湯は真っ赤に染まる。


「「「キャーーーーーーー!」」」


残りの3人の美女が叫ぶ。


「これで任務完了ね。

 このバカ、私たちの魅力に釘付けね」


「あなたたち、湯を抜いておいてね。

 あ~~気持ち悪い、こんなヘンタイに胸を揉まれるなんて!

 シャワーで触られて所を洗わないと・・・・・・寒気がするわ!!」


暗殺者2人はシャワー室へ向かい石鹸をつけて洗い始めた。


「あ~~気持ち悪い!!」

「ホント、あんなヘンタイに触られたなんて」


体中を泡だらけにして念入りに洗っていると


「ヘンタイなんて酷いな~~

 いくら鉄面皮な俺でも傷つくな~」


と言うと後から二人をいっぺんに抱きしめ、またモミモミと揉みはじめた。


「う~~ん、極楽極楽」


「き、き、貴様!! 死んだはずでは!!」


「あの程度で死ぬわけ無いだろ~

 これでも暗黒魔王イーガワを殺したんだぜ! モミモミと」


「喉を掻き切って心臓を貫いたはずなのに!!」


「あ~~、確かに死んだけど、これが死んでないんだな」


「なにをふざけた事を!」


「種明かしは・・・・・・・面倒だからいいよね!

 機会があったら教えてあげるよ。モミモミ」


「3人のメイドは、どうした!!」


「あの3人は身動きできないように乳縛りをしておいたから」


「なんだ!乳縛りというのは!!」


「こうするの。 バインド!」


どこからとも無くロープが現れ、二人の胸を強調するように縛り上げ、2人は床に倒れた。


「いいね~~絶景だ! いつ見てもバインバインのお姉ちゃんが縛り上げられる姿は乙だね~~」


「貴様! 私たちの正体に気づいていたのか?」


「うん、そうだね。

 君たち2人のお腹は、鍛えてある者の腹だよね。 ホラ~」


と言うと2人の腹を人差し指でねっとり『の』の字を書いた。


「ほらね。腹筋が割れすぎだよ。

 普通の女性はこんな腹筋の付き方はしないからね。

 そして、この胸!」


というと今度はおもむろに2人のメロンを掴んだ。


「普通の女性の胸はこんなに硬くない。

 もっと柔らかくて、暖かくて・・・・・・・・愛が詰まっているものさ!」


「ふざけるな!」


一人の女性が、その鍛えぬいた腹筋を使い倒れた体性から蹴りを見舞った。


ヒュン!

バシッ!


「危ないな~!! おおお、満開だね~」


片足を掴み中身を確認する。


「悪い足だね~ 君たちは足も縛っておかないと楽しめないね~ バインド」


左手を2人に向け、両足を身動きできないように魔法のロープで縛った。

男の左手の内側にはランドセルを超小型にしたバッグがブレスレットを使い固定されていた。

 

「これ以上、足癖が悪いとお嫁にいけないような縛り方にしちゃうけど、いいかな~

 俺としては、そっちの方がいいけど!」


2人の暗殺者を両肩に担ぎ3人の女性の元に戻り、担いでいる2人を3人の隣に投げ捨てた。


「お楽しみはこれからだね~」


と指をポキポキ、肩をゴキゴキと左右に動かし鳴らすのであった。



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