ニーゴ短編集
@karua820
ニーゴの裏事情 その1
〈ミクまふ編〉
「ーーーー♪ーーー♪」
「…………」
「……………………暇」
「あ、まふゆ。……?どうしたのその手?」
「イライラしたからアクアリウムを殴ったの」
「!?大丈夫?痛く…ない?」
「あはは。ミク、大丈夫。これ、血糊」
「ちのり?」
「本当の血みたいに見えるやつだよ。いわゆる、ジョークグッズってやつ」
「少し怖いけど、面白い。あ、まふゆ耳貸して」
(このあと奏達来るから、これで驚かせよう)
(血糊だけじゃ驚かないよ?)
(大丈夫。コレがある)
「ミク。それどこで?」
「聞きたい?聞いちゃったら、刺すよ?」
「遠慮しておきます……」
ーーー5分後ーーー
「やっほー!まふ……えぇ!?」
「……っ!!」
「ミク!まふゆ!!」
「絵名、救急……ここに来ないか。そうだ、包帯とか持って来れる?」
「わかった!すぐ戻る」
「奏……」
「瑞希……」
「「……」」
((いたずらって言いづらい……!))
このあと滅茶苦茶怒られた。
〈みずえな編〉
「絵名。遅い」
「あんただっていつも遅れてるでしょうが!」
「ほら。そんなこと言ってないで行くよ!在庫無くなっちゃうよ」
「はいはい」
「あー!いつの間にか好きだったお店なくなってる!」
「瑞希の日頃の行いが悪いからじゃない?」
「あーあ。絵名のせいでストレス溜まった!今日はとことん付き合ってもらうよ!!」
「いーやーだ!」
「こうなったら……」
「絵名?さっきはごめんね。許して?ね?チーズケーキ奢るから……さ?」
「い・や・だ!許さない!!……けど、チーズケーキは奢ってもらうわよ」
「あはは……またそう言うご冗談を……」
「遅くなっちゃった。ごめん。このあと、どうする?」
「うーん。瑞希の家に泊めてもらう」
「こっちはいいけど、そっちは大丈夫なの?」
「多分ね」
「ふーん。ま、こっちの知ったこっちゃ無いけどねーw」
「ほんとあんたってイラつく……」
「絵名ー。一っしょにお風呂はいろー?」
「いいけど。あんたの体見ても、ものすごくつまらないのよね」
「は?もしかして絵名、いつも私とお風呂は入るとき体見てたの・
「見てない!」
「じゃあさっきのはなんだったの?」
「うっ……」
「ふふふ……弱み握ったぞーw」
「あ、あんたね……覚えてなさい」
「絵名?」
「何?」
「その目怖いんだけど」
「で、本当に何の用?」
「最近、甘いもの食べ過ぎな気が……」
「?それ、どう言う意味?」
「少し太っーー」
「それ以上言わないで!!」
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