第7話モモタロウ





「あとはお前だけだ!」

そう宣言するフールはガーディアンモモタロウを睨みつける



ガーディアンモモタロウ

Lv80

HP200,000


今まで動くことのなかったガーディアンモモタロウがフールの言葉に反応するかのように動き出す


『見事ダ』

『我ノ子分ヲ倒ス奴八初メテ見タゾ!』

そう話し出すガーディアンモモタロウにフールは驚いた

「しゃ、喋った!」

その言葉を気にすることも無く腰に差してある刀を抜き、構えた

『イザ、、、、、、参ル!』


「うわっ!」

ガーディアンモモタロウが喋ったことにより反応が遅れたフールは紙一重で振り下ろされた刀を避ける

刀と言ってもガーディアンモモタロウに合わせられた刀なので刀身は約1.5mもある


「ッ!」

次々に来る刀を集中力を限界まで上げ避けていく


攻撃を避けきれずに一撃貰いそうになるが《ショートワープ》を使いガーディアンモモタロウの真上に転移する


「【原初魔術】×【闇光魔法】《大災害》」

ガーディアンモモタロウの頭上で災害が起き始める

特大の炎、圧倒的な量の水、全てを削る風、雷の雨、その全ての攻撃がガーディアンモモタロウを襲っていく


【原初魔術】×【闇光魔法】

《大災害》

火事、津波、台風、雷が起こる


効果

災害に似せた炎、水、風、光の魔法を放つ

消費MP2500

再使用に1時間かかる



綺麗に着地したフールはガッツポーズをとる

「よし!」

喜ぶのもつかの間フールの目の前には刀を振り下ろし雷以外の魔法を切り裂くガーディアンモモタロウの姿があった


「はは、、、、、、まじかよ」

ガーディアンモモタロウが攻撃を切り裂いたのも驚いたが何よりダメージがほとんど聞いていなかったのだ




ガーディアンモモタロウ

Lv80

HP199,300/200,000





『キビダンゴ』

そう言うガーディアンモモタロウは腰の袋からきび団子型の爆弾を投げてくる

「やばいやばいやばいやばい」

何度もやばいと叫ぶフールは必死に刀と爆弾を避けていく

ここまで1度も攻撃を食らってないのはフールの反射神経と状況の処理速度がずば抜けて高いからだ。


ドン!ドン!ドン!


次々と爆発していく爆弾

爆弾の風圧により宙に舞うフール

風圧なので直撃よりもダメージは少ないがそれでもHPは減り、HP5しか残っていない


宙に飛ばされたフールをガーディアンモモタロウが見逃すはずもなく


『コレデ終ワリダ』

その言葉と共に空中で切られHP0になるフール


ボトッ!そんな音を上げ落ちてきたフールは立ち上がった


「【ロマン】発動!」

【仮死】が発動し、HP0の状態で生きているフールあと20秒もすれば死ぬだろう。

そんな中、回復もせずボス戦の前に確認した【ロマン】を発動させた


「《捻じ曲がる運命》《オーバースペック》!」


【ロマン】

条件を付けたスキルを作ることが可能

条件が難しいほどスキルは強くなる


MPを1消費してそよ風を出す。など


【ロマン】

《捻じ曲がる運命》

運命を捻じ曲げることができる


条件

HP0の状態


効果

MPを2〜10割消費し消費したMPの数値をステータスに上乗せされる

これで消費したMPは自然回復でしか回復しない


《オーバースペック》

Lvに合わないステータスになる


条件

自分の最大HPを超えるダメージを受ける


効果

【原初魔術Lv2】が15秒間効果を失うがステータスをLvの10分の1倍され、15秒経つとステータスが3分間100分の1になる




どちらもほぼ死んでる時にしか使えないため条件が難しいと判断され破格の効果になっている


「MPを10割消費してステータスを上げる!」

そう叫ぶフール

今のフールのステータスは消費MP4,500分上がっている



HP0/100−10

MP0/17,100+60〔+500〕

筋力320+14,432〔+10〕

防御0+14,432〔+30〕

俊敏360+14,448

魔力320+14,448〔+60〕

器用0+14,432



このステータスが15秒維持されHP0のためダメージを受けない

15秒を過ぎれば弱体化し、すぐに死亡するだろう


フール残された時間はあとわずか爆弾や、刀の攻撃は全ての無視してガーディアンモモタロウに攻撃しようと突き進む


「はぁぁぁあ!」

蛇腹剣をガーディアンモモタロウの首に巻き付け全力で切りつける


ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ

残りの5秒

ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ

残りの3秒

ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ

残りの1秒

ザシュッ

その音を最後にガーディアンモモタロウの首が飛ぶ


「なんだか最後は呆気なかったな、、、、、、」

それもそのはず今のステータスはLv1,000を超えている。だがこのゲームはLv1,000までなるようにできておらずこのステータスの前には中盤のボスまでほぼ苦戦しない


「やべ!《始まりの灯火》」

ステータスが100分の1になりHP0なのを忘れていたフールは急いでHPを回復する。


「やっと倒したぞぉぉぉぉおお!」

精神的に疲れたフールはその場で仰向けに倒れ、空に向かって叫んでいた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Lv51

名前 フール

職業 魔術師

種族 人間

装備

〔蛇腹剣〕〔HP・MP増幅イヤリング〕

〔プレミアムローブ〕〔Gリング〕

HP100−10

MP17,100+60〔+500〕

筋力320+14〔+10〕

防御0+14〔+30〕

俊敏360+19

魔力320+19〔+60〕

器用0+14

SP950

スキル

【錬創術】【仮死】【ロマン】【遅延魔術LvMAX】【原初魔術Lv8】【闇光魔法LvMAX】【ストレージ容量アップ】【転移魔法Lv4】【ステータス強化Lv7】【キラキラエフェクトLvMAX】【魔法陣Lv6】【加速】【効率化】【連撃】【斬撃吸収】【ゾーン】【MP回復速度上昇・中】



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで読んでいただきありがとうございます

面白いと思っていただければフォローや★をください。モチベーションに繋がるので

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る