第71話 理不尽な怒り

ユウスケからラインが入った!!

やった!見くれた!!


「今、ライン見たんだけど。会社に連絡してくるとかマジあり得ないんだけど。えー加減にせいよ!!感謝されるならまだしも、こういう事をするのは意味分かんないだけど!誰かに盗まれてもおかしくないのに、保管してやってたのになんなんだよ!!」

「連絡取れなかったから仕方がなくて。」

「ふざけんなよ!」

「ごめん!でも、いつになっても連絡つかないなからまた音信不通になるのかと思って…」

「こっちは仕事で忙しいんだよ!こっちの状況も分からないくせに自分勝手過ぎるんだよ!」

「送ってくれるって言ったから信じたんだけど音信不通になったから。知ってたでしょ?私からの電話。」

「頭たんねんじゃねーの?!ふざけんなよな!」

「分かってる。きっとユウスケはこんな私を許さないと分かってる。だから、別れる覚悟でやったんだよ。私は何でも許してきたけど、一番大切にしている仕事の事だと許せなかったの。そして、こんなにも長く付き合ったのにこういう蔑ろにされるのにもう、たくさん。こんなにもボロボロにされるのは耐えられない。」

「クソめんどくせー!」

「だからもう2度と会わないようにしよう。別れよう。今まで本当にありがとう。」

「…」

「ユウスケはこうなるともう2度と受け付けないだろうから、もう修復できないだろうから。もう2度とあなたの前には現れないようにするよ。今まで本当にありがとう。ユウスケからは色んな意味で沢山のギフトをもらったね。感謝してるよ。ありがとう。さようなら。」

「てめーは、たかがiPad1枚で関係壊すとか迷惑な暴挙に出んじゃねーよ!!」

「致し方なかったの。どうしたら連絡くれたの?」

「ふざけんなよ!」


その後、しばらくして郵送の伝票の写真が送られてくる


よかったぁ…

とりあえず、iPadは返ってくる…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る