第8話 がうがう言われても何言ってるかわかんねーよ

ハイドラ ・なまやき・卵嬢・shimoyake:こんばんはー

GM :こんばんはー。では後半戦始めていきたいと思います。


前回の引き

駆け出し冒険者の大都会キングスフォールでの初めての依頼は思っていたより複雑なものだった。

失踪したままのメイレンははたしてガグホーゲンの隠れ家にいるのか。

蜘蛛の巣団の動向は。


そして、はたして魔動機を冒険者たちは回収することができるのか。

天誅祭が近づくなか、冒険者たちの捜索は続く。


結婚詐欺師ダックスからメイレンと落ち合う予定の隠れ家の場所をきいたPCたち。急ぎキングスフォールの南の玄関口へと向かう。


キングスフォール復興の初期に、 南方からの人々と文化の受け入れ口となっていたこの区域は、多様な文化圏をルーツに持つ人々が集う場所となっている。均一な価値観を否定するこの雑多な区域は、過剰な自由が蔓延する犯罪の多発地域でもある。裏町には怪しげな建物が並び、アルコールと煙のにおいが染みついている。


みなさんは、ガグホーゲン駅へと着きました。

(GM描写おわり)


グロッグ:「…いつ来ても陰気くさい街だ」

バース:「がうがう」また治安悪そうなとこだな

フリエ:「そう?わたしは楽しい街だと思うわよ」

グロッグ:「フリエは一人で歩き回るなよー。人攫いとかに会うかもしれねえ」

フリエ:「ってと、どのあたりだったっけ」きょろきょろ

(すでに歩き始めようとしてたw)

グロッグ:「待て待て待て行ってるそばから!」

グロッグ:「じゃあ場所の確認な。グスタフ。聞いた話は覚えているよな?」

フリエ:「グスタフ~遅いとおいてっちゃうよー」

グスタフ:小走りでみんなについていく。


GM:

隠れ家があるあたりの近辺まで近づいてきました。

時刻は黄昏時、空が赤く染まっていっています。


グロッグ:「もうこんな時間か。半日中駆けずり回ってたもんだ…」

フリエ:影踏みしながら歩こう。(多分一番後ろのグスタフの影)

グスタフ:「無事だと良いのだが、、」(影を踏まれている)


GM:(このあたりのはずだが……)目的地とおぼしきあたりに近づいたころ


ダックスの隠れ家に近づくと、

まさにその扉で怒鳴っている大男を目撃します。

男の顔には目立つ蜘蛛の巣の刺青があります。

「中にいるのはわかってるんだ、開けろ、クソ女が!」

汚い言葉で罵りつつ、

ついに業を煮やしたか、

斧を振り上げ扉に叩きつけ始めます。


フリエ:「っと」止まる

GM:破られるのは時間の問題です。

バース:「がう!」蜘蛛の巣団か!

フリエ:「止める、よね」と言いつつ駆け出しますね

グロッグ:「何かまずいことになりそうだぞ。止めるぞ」


斧持ち大男:

「こっちゃあ寝不足で

気が立ってんだ!

開けて素直にお宝渡せ

さもなきゃ、ここ、ぶち破って殺すだけだ!」


バース:「がうがう?」誰か裏口に回らなくて大丈夫か?

フリエ:「がうわうががが」じゃ、役立たずのわたしが回っとく)リカント語


GM:なにやらブチギレています。

「ああん?なんだ、てめぇら?」「じろじろ、みてんじゃねーよ」

斧持ち大男:「ぶっころすぞ!」


フリエ:

というわけで一応裏を確認しにまわります。女性同士なら声もかけやすいだろうし。

GM:

裏口のドアの中からは、わずかにすすり泣くような声がきこえます。

女性の声です。

泣いている女性:「うっうっう、、わたしが悪いことをしたばっかり、わたしはここで……ぐずんぐすん」


バース:斧持ち大男に穏やかに話しかけます。

斧持ち大男:「なんだてめぇ」

バース:「がうがう。ぐるるるる」落ち着きたまえ、君。話せばわかる。


斧持ち大男:「共通語もしゃべれねぇ獣人がなんのようだ」

バース:「がうがう」まずは話し合おうじゃないか。

斧持ち大男:「真っ二つにしてやろうか」


グロッグ:「おいバースツッコミ待ちか?」

グスタフ:あかん、会話がww


斧持ち大男:「リカント語なんてしるか、ボケ!」


フリエ :通訳のわたしがいなくなっちゃったw

グロッグ:「リカント語じゃ伝わんねーだろうよ!」

バース:「がう?」ありゃー?

斧持ち大男:「あーん、めんどくせぇ、一人殺すも二人殺すもいっしょだ」

バース:「ぐるるる!」なんて話のわからない奴だ!

GM:(ことば通じなくしてるのそっちだろっw)


いきり立った斧持ち大男は戦闘モードに。


フリエ :「メイレンさん、だよね。わたしたちはジェーンさんからあなたを助けてって頼まれた者。安心して」と裏口へ小声で話しかけておきます。

「ちょっーと表のヤツ黙らせるから、それまでここで待っててね。じゃ!」すたたたた。

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