第二節 夏休み
第一話 〜終業式〜
七月二十日 木曜日
今日は
あの話し合いからまだ、ほんの数日しか経っていないが、あのあと結局は学校の偉いさんとか色々動いて、
もちろん〝いじり連中〟はそれなりの罰があったらしく、今ではすっかりと大人しくなっている
担任の先生も〝いじめに関して〟の今後の対策を考えていく課題を出すなど、意識改革をして少しずつクラス内の雰囲気は良くなってきていた
その結果だろうか、今では改心して
・・・それでもやはり一部の〝いじり連中〟とは、未だに折り合いが悪いままであった
特に〝中心メンバーの一部〟や〝かなり酷い扱いをして来たクラスメイト〟とはギクシャクする場面も多く見られる
しかしその時は周りのクラスメイトが間に入ってくれるお陰で、どうにか〝いじり連中〟と〝仲違い〟や〝いじめ〟に発展する事なく過ごしている
お陰で学校は
「えーじゃあこれで話は終わるが、明日から夏休みと言って気を抜かず、怪我のないように
くれぐれもハメだけは外さない様に、特に今学期は色々問題もあったから、それだけは忘れるなよ!」
そんな先生の最後の一言で学校最終日が終わった
学校最終日という事もあり、クラスメイトはすでに夏休み気分の人もチラホラ見られる
そんな中、
本当は〝いじり〟が無くなったから、
そしていつもの様に〝なんでもない時間〟を過ごした後、ようやく家に帰ったのだった…
それを見た瞬間の
それはその人物が誰かを悟ったからだった…
〝忘れるはずがない彼女の姿・・・〟
それは…いじめに参加していた一人で、名前を〝
どことなく憎めないキャラでみんなからは〝すずなつ〟や〝なっちゃん〟〝すずっちー〟など様々な愛称で呼ばれている明るい女の子だ…それも他の子の前だけであった
…さっき言った折り合いの悪いままの一人である
だからこそ
「本当に申し訳なかった・・・
お前の事を散々傷つけてこれまでしてた事
本当にすまない!本当はもっと早く謝るべきだったけど、勇気が出なくて…こんな遅くなったけどすまなかった」
そう頭を深く下げながら、体を小刻みに震わして謝罪をした
その時の
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