第三節 七つの都市伝説
第一話 〜自問自答の日〜
そんな日常にも、そろそろ嫌気がさし始めていた
そんな六月も終わりに近づくある日のことだった
その日はいつものように学校帰りの道でまた
「そう言えば知ってる、世界は誰かが暇つぶしに作って、観察して遊ぶための箱なんだって」
そんな突拍子も無い疑問を投げかけるのも、今となっては
「それでね僕、思ったんだ
見て楽しむ事って楽しいのかなぁーって
そう思うと神様って意外と退屈な事するよね!
僕ならいっそ、その世界で暮らしながら見て回りたいと思うのになぁ〜」
と
いつもなら
「またそれか
そんな答えないような質問聞かれても
俺らバカには絶対答えられないぞ」
と呆れたように
そんな
こうなると
なぜ困った事になるのか簡単に説明すると、この時の
つまりは
しかもそれは
結論から言うとこの状態の
前にこの状態の
すると
流石にそこまで続くとは、その時の
しかもその自問自答の内容もまるで、ループしたように同じ質問と答えを繰り返している会話ときたものだ
それ
それが今回また唐突に訪れたのだ
仕方がなく
「どうしたの
なんかあったの、話したい事があるなら聞かせてよ」
すると
「うん実はね」
と話を始めた
仕方がないから二人でその話に付き合う事にする
実はこの症状にはもう一つ面倒な事があった
それは
しまいには学校にいる先生や友達の会話の中でも、やる気のないため息を吐く始末なのである
そんな事があってからは
そんな僕らの気も知らずに
「えーと
最近ネットで見つけたんだけど」
と携帯を使って何かを調べている
しばらくするとお目当てのサイトを見つけたのか、画面をこちらに向けて
「これこれ、これ見て」
と本当に可愛すぎるくらいの満面の笑みでその画面を指差す
そこには〝七つの都市伝説〟という題名が書かれていた
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