第2話 拠点

「ようこそ、俺らの拠点へ。」

雅也を迎えてくれたのはシン=ディアーゼ。

そう、このシン=ディアーゼが俺を引き取ってくれる人だ。

「まぁ、まだ7歳だ。いろいろ言うと混乱するだろう。」

シンはそう言うと、簡単に必要なことだけ説明した。

「俺はシン=ディアーゼ。この[終わりの復讐]の指揮官だ。そして、その横が。」

「副指揮官アンジェ=ノウエンです。よろしくね。」

アンジェ=ノウエン。副指揮官にして[終わりの復讐]の中で1番可愛いと評判の人だ。

「少し説明するぞ。」

シンは[終わりの復讐]について説明を始めた。

「この[終わりの復讐]はさっきも言った通り、同じ思いを持った人が全員だ。俺らが追っている敵、それは[GAME]と呼ばれる組織だ。おそらく、雅也の親もその組織に殺された可能性が高い。」

シンはずっと話を続ける。

「[終わりの復讐]は俺とアンジェ、そして、雅也をを含めて5人しかいない。あ、そうだ、あと2人紹介しとかなきゃだな。」

シンはそう言うと、奥からもう2人出てきた。

「西園寺梨沙です。よろしくお願いします。」

梨沙は淡々と述べた。

そして、その隣の人も。

「神宮カミザ。主に超能力開発をやっているっす。」

2人の自己紹介が終わると、

「超能力はまた今度説明するな。」

シンはそう言うと

「よし、新生[終わりの復讐]の誕生だ!」

「「「「・・・・・・」」」」

「おい、なんか言ってくれー。」



それから10年後・・・。

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