025 標5話 闇最強の魔獣?ジュエリア危機一髪ですわ 3


 サンストラック邸の奥深く。

 石造りの階段を下りた先の一室。

 そこに今、二人の少女が立っていました。

 一人はルーンジュエリア・オブ・ハッピーレイ=サンストラック。

 バターブロンド、パープルアイ。

 髪は素直に流れています。

 パープルアイですがキャット・ピープルではありません。

 まだ八歳の子供である事が切り札です。


 もう一人はお付きメイドのキサラ・レーティアフ。

 十六歳の目鼻立ちがはっきりした少女です。

 茶目茶髪。長めのショートは先が内側にうねります。

 三度目ともなるとだいぶ慣れたのか、落ち着いてたたずみます。


「ルールルルルル」


 歌うような言葉に惹かれたのか、闇の中に小さな姿が浮き上がります。

 目を凝らすとトビリスの様です。

 森の中なら保護色に成るであろうその模様は、闇一面の壁の前では逆に奇怪な姿を浮かび上がらせます。

 骸骨。

 その表現が最も的確でしょう。


(……なん、だ?)

「ラッシー。お願いがありますわ」


 現れた魔獣はルーンジュエリアの言葉に訝しげます。

 怪しげな魔獣に怪しまれる。

 なんと言う怪しげな少女でしょう。


(……おいメ、イド。説明を、希望する)

「申し訳ございません、ラッシー様。ルーンジュエリア様がちょっと遣らかしまして尻拭いにご協力頂きたく思います」

「キサラ……。

 分かり易く言うならそう言う事ですわ」


 三人の言葉が並びます。


(……嫌だ)

「即答ですわ」

(……こちら、に利益、がないな)

「お食事ではどうでしょう」

(……セリニンジン、か?)

「ふみ?我が家に料理を担当しているグランブルと言うものがおりますわ。その者が食材の管理をしております。そちらを紹介いたしますわ」


 折衷案がまとまりそうです。

 魔獣としても面倒になりそうだと感じるだけで、動くのが嫌な訳ではありません。

 具体的な内容の討論が始まります。


(……ここを出、ろと言う、のか?)

「お住まいはこちらで構いません。この部屋以外でも自由にできる。希望を言えば、ラッシーが多くの人目に触れてくれると嬉しいと言う事ですわ」

(……それは困、る事で、はない、のか?)

「ジュエリアよりたちの悪い物が屋敷内を闊歩する事がジュエリアの望みですわ」

(……そうだ、な。いいぞ)

「では、ジュエリアの家族に紹介しますわ。構いません?」

(……構わ、ないな)

「それではラッシー。こちらへ」


 少女が伸ばした右手の上に小さな魔獣が飛び乗ります。

 そのままルーンジュエリアは魔獣を胸に抱きしめます。

 両手でしっかり抱き締めます。

 時が止まります。

 誰も動きません。

 その事をメイドが不審に感じ始めます。


「あのー、ジュエリア様?」

「ふみー」

(……おいメ、イド。攻撃し、てもい、いのか?)

「軽くでしたら大丈夫だと思います」


 魔獣が体をよじるその瞬間。

 ルーンジュエリアがつぶやきます。


「我が心、全ての羽を受け流し」

(……プラズ、マブル・エクス、ポートス、パーク)


 少女の周りに浮かび上がった小さな発光球体の数々。

 そこから少女目掛けて数多のいかずちが走ります。

 響き続ける絶縁破壊の破裂音に思わずメイドが息を飲みます。

 全てが終わったそのあとに現れたのは一人の少女です。

 優しく魔獣を抱きしめています。

 何も変わっていません。

 少女は静かにつぶやきました。


「我が絹よ、ばなかするもかゆもなく」

(……ヒートシ、ック・ウインド、プレス)


 少女の周りだけ暴風がたけります。

 ですが少女は静かにたたずみます。

 青いワンピースドレスは裾が静かに揺らめきます。

 荒れ狂う風は轟音を立てて暴れます。

 その中央に立つ少女の着衣は静かです。

 はためく事など有り得ません。

 思わずメイドが問い掛けます。


「ラッシー様。ラッシー様はルーンジュエリア様よりお強いと伺っておりますが?」

(……この娘、が言っ、たのか?)

「はい。あと三年と言われていました」


 その言葉を耳にして魔獣は不敵にこぼします。


(……あと三、年。それでお、れに余裕、で勝てる、つもりか。……舐めら、れたな)

「それではジュエリア様の方がお強いのですか?」

(……今はま、だおれが、強い。なんと、かな)


 ラッシーが嘘をくとは思えません。

 つまりそう言う事なのでしょう。

 ここでキサラは考えます。

 果たしてラッシー様が弱いのでしょうか?

 ジュエリア様がお強いのでしょうか?

 キサラには強さの基準が分かりません。


(……ところ、で本気、でやって、良いのか?)

「それはおしください」


 メイドにとって魔獣と小さなあるじの力の差は未知数です。

 おいそれと口を滑らせる訳には参りません。

 じっと二人は時を待ちます。

 再び時が動き始める。

 その時を待ち続けます。


「ふみ!キサラ!ジュエリアはどれくらい意識を失っていましたか!」

「あれを気絶と言い張られますか……」

(……時間、がもったい、ない。それで、受け入れろ)

「かしこまりました。ジュエリア様。十五分程です」


 時が動き始めました。

 三人の中、二人だけが疲れを感じています。

 ものすごく疲れています。

 その理由は不明です。


「こんな暇はありませんわ。食事が始まってしまいますわ」

(……どう思、う?)

「十分堪能されて満足したと思われます」


 ルーンジュエリアの焦りはどこ吹く風です。

 メイドと魔獣は他人たにんごとです。

 その理由は簡単です。

 二人にとっては他人ひとごとです。

 されども少女は続けます。


「キサラ。そんな些細な事は構いませんわ。もうすぐ昼食ですわ!」


 胸に抱きしめていた魔獣を引き離します。

 両手でつかんで話しかけます。


「ラッシー。行きますわよ」


 右手に載せると高く掲げます。

 一度魔獣を見上げます。

 かっこいいポーズです。


「合身!大魔獣装着!」


 ルーンジュエリアは頭上のラッシーを両手で掴むと頭の上に乗せました。

 そのままくるっと回ります。

 ドレスの裾がひざ下までひるがえります。

 何がしたいのでしょうか?


「説明しますわ。ジュエリアは魔獣ラッシーを装着する事で大魔導ラッシーに進化するのですわ」


 進化と言うのは自然淘汰による選別です。

 良く何々する為に進化したとか言われていますけど、何々となった物、何々できた物だけが生き残った。

 これが進化の現実です。


「はい、そこ、拍手ー」


 キサラが無感動に手をはたき続けます。

 ため息が漏れています。

 ルーンジュエリアのプロジェクト・危機一髪回避大作戦が発動します。




 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 食堂に皆が揃っています。

 皆と言っても館に残る家族だけです。

 ルーンジュエリアの二人の兄はお出かけ中です。

 開かれた扉からキサラが顔を出しました。


「皆様。失礼いたします」

「うん?キサラ。どうした?」


 メイドの姿に第二夫人が声を掛けます。

 またルーンジュエリアが何かやったのか?

 そんなニュアンスが感じ取れます。


「シルバステラ奥様。少々お待ちください。どうぞ」

『はっはっはっはっは。我こそは大魔導ラッシーである』


 また娘の悪ふざけか。

 ポールフリードが話しかけます。


「どうしたジュエリア。今は食事の時間だぞ?」


 それにキサラが説明します。


「申し訳ございません、お館様。ルーンジュエリア様が魔獣に憑依されました」

「なんですって?あれは……まさか、シロホネトビリスですか!」


 第一夫人が娘の頭に乗る小さな姿を見つけました。

 シロホネトビリスは高地の痩せた林に住む動物です。

 その魔獣変化は強い魔力を持つことで知られています。

 多種の魔獣変化の中で最強は何か?

 そう問われた時、最初に出て来る名前がシロホネトビリスです。

 それほど強い相手です。


「みんな。ゆっくりと静かにお父様の方へ寄りなさい」

『はっはっはっはっは。我こそは大魔導ラッシーである』

「偉大なるヤハーは告げる聖なる祈り、」


 グレースジェニアが魔法術の詠唱を始めます。

 光魔法術サムライト・ホーリー。

 全ての魔を打ち滅ぼすと言われる強力な攻撃魔法です。


『日差しここに在りて、ソラの恵みは魔を打ち据え』

「聖なる光ここへ!」


 対して大魔導ラッシーは介護魔法を詠唱しました。

 ちょっと体がだるい時に体調を整える光魔法術です。

 もちろん攻撃力など有りません。

 普通なら。


 光魔法を光魔法で押さえ込む。

 そんな圧倒的な力の差を見せられてもグレースジェニアはひるみません。

 今、この場には愛する家族たちがいます。

 守るべき子供たちがいます。

 引く事などできません。


「洋々たる神の御業は盾を割く、」


 グレースジェニアは風魔法を詠唱します。

 エンドレス・リボーン。

 風の刃が尽きる事なく目標を断ち裂き続ける彼女にとって最強の攻撃魔法です。

 これが駄目なら次は無い!

 渾身の一撃を狙います。


『一吹きの凪集いて我が衣たるを得る』

「疾風の斧よ、平行の並列の刃となれ!」


 迎え撃つ大魔導ラッシーは風よけの魔法を唱えます。

 ちょっと風が吹いた時に女性の魔法術師はスカートをおさえません。

 この魔法術を唱えます。

 そんな魔法です。


「そんな……」


 風魔法を風魔法で押さえ込まれる。

 力の差があり過ぎます。

 強いとは耳にしていましたが、これ程の差があるとは思っていませんでした。


 この魔法。

 誰が唱えたんでしょうか?


「無駄です、グレースジェニア奥様。ラッシー様はルーンジュエリア様をもって、まだ三年先だと言わせ締めたお方です。奥様の魔法術でラッシー様のお相手をするのはいささか時期尚早と愚考いたします」

「なんだと!グレースでは魔法で勝てないと言うのか!」

「これが話に聞くシロホネトビリスの魔獣変化。かつて魔法騎士団でも良い所に居た私の魔法術が効かないとは恐るべし」


 その時、扉が軽く三度たたかれました。

 普通でしたら扉脇に控えるメイドが対応するのですが、今はいません。

 恐る恐ると、ゆっくり扉が開きます。


「失礼いたします」


 入って来たのは料理長でした。

 皆が席に着かず立っていると言う変わった風景に首を傾げつつ、館の主人ポールフリードの元へと歩みます。


「お館様。来週の献立表を持参しました。お目通しをお願いいたします」


 本来、執事長であるセラフィンが居る場合はセラフィンから手渡すのが筋です。

 ですがグランブルから見て執事長の様子はいささか変です。

 目で伺うと執事長は小さく頷きました。

 料理長は直接ポールフリードに献立表を手渡します。


「うむ、分かった」

「では失礼いたします」


 退室しようとして、ふと思い直し、扉のそばに居たキサラへ問い掛けます。


「キサラさん。今、どういう状況なのでしょうか?」

「ルーンジュエリア様がラッシー様に憑依されてこちらに来られたところです」

「ラッシー?ああ、この頭の上の方がラッシー様ですか?」


 キサラから話を聞いていたので料理長は慌てません。

 微笑みながら驚異の魔獣に話しかけます。


「ラッシー様。今朝ほど差し上げた人参のお味はいかがでしたでしょうか?」

(……セリニンジン、か?うまか、った。また頼、みたい)

「ほう!本当に人語をお話になられるのですね。分かりました。のち程、調理場へお越し願っても宜しいでしょうか?」


 魔獣の顔がキサラを見ます。


(……メイド。構わな、いか?)

「大丈夫です」

(……のち程、世話にな、る)


 何かおかしいな?

 意を決した執事長が料理長の元へ歩み寄ります。


「グランブル。大丈夫なのか?」

「は?なんでしょう?」


 状況が分からない料理長は執事長の問い掛けの意味も分かりません。


「……氷の槍よ。穿うがて」

(……アイシ、クル・シ、ールド)


 いつの間にか詠唱を終えていたグレースジェニアがラッシーを狙い撃ちます。

 突然の攻撃にもかかわらず、安定した強さです。

 氷魔法を氷魔法で迎え撃ちます。

 グレースジェニア程度なら身構える必要も無いと言う事でしょう。


(……遅い、な)


 やはりラッシーには届きません。

 いきなり放たれたアイシクル・ジャベリンに料理長は驚きます。

 執事長が問い掛けます。


「キサラ。このあとどうなるのですか?」

「はい。ラッシー様は古くからこの館に住む、言わば裏側のぬしです。ですのでラッシー様が自由に館内を歩き回る事について皆様に認めさせる予定を立てております」

『はっはっはっはっは。我こそは大魔導ラッシーである』

「そうですかぁ。分かりました」


 執事長はあるじの元へ戻ります。

 何か耳打ちします。

 急がなければ不味いですわ。

 ルーンジュエリアは内心で焦ります。


「ああ!母の可愛いジュエリア!ジュエリアが魔獣ごときにおくれを取った等、母は信じません!」

「ふみ?」


 大魔導ラッシーは一歩出遅れました。

 ルージュリアナは芝居がかった声で娘の不憫を訴えます。


「ですがラッシー!もしも貴女がサンストラック家に賭けられた三つの呪いを解く事ができたならば、大魔導ラッシーである事を認めましょう!三つの試練。受けて立ちますか!」

「ステラお母様。食事に戻ってもよろしいでしょうか?」


 なんとなくどうでも良い話なんだろうと、サンストラックの長女ラララステーラが正しい判断をします。

 しかし大人たちはまだ成り行きに流されています。


「待ちなさいステーラ。グレース。どう?」

「そうですねー。あの魔獣が本物である事は確かです。ステーラ。もう少しお待ちなさい」

「分かりました」


 そんな周りの会話はどこ吹く風。

 大魔導ラッシーは唯我独尊です。


『はっはっはっはっは。我こそは大魔導ラッシーである』

「よくぞ言いました!母は残念ながら三つの呪いの一つしか知りません。その唯一知る一つを教えましょう!」


 ルージュリアナは右手のひらでそばに立つ娘を指し示します。

 エリザリアーナ・オブ・ハッピーデイズ=サンストラック。

 サンストラックの四女にしてルーンジュエリアの下の妹、実妹です。


「我がサンストラック家の娘は幼少の頃人参を美味しく食べる事ができません。もしも人参を嫌いだと言う娘が人参を食べて美味しいと言ったならば、母は貴女を大魔導ラッシーと認めましょう!」

『ふみ!』

「えー。わたし人参きらーい」


 エリザリアーナが拒否の声を上げます。

 しかし問題はそこではありません。

 このプロジェクトの目的はラッシーが館の中を自由にうろつける様にする事です。

 そのためには全ての問題点をクリアにする必要があります。


『はっはっはっはっは。我こそは大魔導ラッシーである。小休止を望む』

「みんなー。席に戻っていいわよー」

「「「はーい」」」


 大人たちも正しい判断に行きついたようです。

 昼食が再開されます。


「セラフィン。午後の予定は執務室であったな。融通は利くか?」

「わたくしの予定も融通して頂けるのであればどうにか致します」


 大魔導ラッシーがキサラとグランブルを手招きます。

 二人はルーンジュエリアに合わせてしゃがみ込みます。

 四つの顔が向き合います。


「時間がありませんわ。だから手っ取り早くでっち上げますわ」

(……良く分、からな、いな。何故セリ、ニンジンが、嫌いな、のだ?)

「ヒューマの子供は味覚が鋭敏ですわ。大人になれば味覚が鈍くなると共に色々なものが美味しく感じますわ。ですがセリバ系とかキクバ系とか香りが強いものは幼いヒューマには個性が強すぎてつらいのですわ」


 個人の感想です。

 全ての人に当てはまる訳ではありません。


「ジュエリア様。子供が人参を嫌いなのは美味しくないからではないのですか?」

「違いますわ。味と香りが強すぎて、肝心のうま味を味わえないのですわ」


 効用には個人差があります。


「では、いかがいたしますかな?」

「グランブル。目っ茶甘いぶどう酒の赤と白はありますか?」

「んーと、両方ございます」

「人参の薄切りを軽く湯がいて、香りを取り軽く焼きます。酒精を飛ばした白ぶどう酒で含め煮て味と香りを付け替え、それに赤ぶどう酒を煮詰めたソースを添えます。急ぎなさい」

「心得ました。しばしお待ちください」


 料理長は調理場へ向かいました。

 キサラはルーンジュエリアに問い掛けます。


「ジュエリア様。もしかしてジュエリア様も人参は苦手なのですか?」

「ふみー。美味しいのは知っていますが鋭い味覚に手こずっていますわ」

「そうはうかがえませんでした」

「ジュエリアはお姉ちゃんですわ。お姉ちゃんとして妹達の模範になる義務がありますわ」

「そういう話でしたら納得いたします」


 そこにルージュリアナの声が届きます。


「大魔導ラッシー。貴女もお昼を済ませなさい」

『ふみ?我こそは大魔導ラッシーである』

「グランブルは時間が掛かりますよね?」

「ふみー。キサラ。と言う事ですのでジュエリアは食事にしますわ」

「かしこまりました」


 ルーンジュエリアは自分の席に着きました。

 頭上に乗るラッシーがその前に並べられている料理を覗き込みます。


(……おれが食、えるもの、はあるか?)

「ふみ?ラッシーもお腹が減りました?」

(……減って、はいな、いが暇、だ)

「んー」


 大魔導ラッシーの前の席に着いている上の妹が何か言いたそうです。

 マリアステリナ・オブ・シルバポーラ=サンストラック。

 第二夫人シルバステラの実子にして長女ラララステーラの実妹です。


「ふみ?」

「んー。ジュエリアお姉ちゃん。その動物さん、しゃべれるの?」

「ふみ。ラッシーはとっても賢いトビリスさんですわ」

(……ラッシー、だ。よろし、く頼む)


 マリアステリナが嬉しそうに笑います。

 明るい笑顔です。


「んー。わたしはマリアステリナです。よろしくお願いします」

「わたしエリザリアーナっです!よろしくおねがいしますっです」

「ふみー。二人とも良くできましたですわ」

「ラッシーさん、人参たべる?」

(……もらお、う)


 これ幸いとエリザリアーナが人参を押し付けます。

 対するラッシーは嬉しそうです。


「リアナ。人参は残さず食べないとダメですわ。好き嫌いは良くないですわ」

「えー!わたし人参きらーい」

(……なるほ、ど。これがこ、の屋敷の、呪いか。奥、深いな)

「問題は無いですわ。大魔導ラッシーは無敵ですわ」


 サンストラック家に伝わる三つの呪い。

 その最初の一つが解かれるのはもうすぐです。

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