おまけ③-2

1分で分かるハピスパ③-2 各話まとめ(次回予告集)

【注意! これは『第3幕後半』の次回予告兼まとめです!】



【6-33 昼食】

 茶の間で並んで座った大地と夕は、早速と未来の事情について話をしようとしたが……そこでなんと夕が【自主規制ピーーー】により【自主規制ピーーー】してしまい、やむを得ず「昼食」を作りに台所へと向かうこととなった。

(ゆ:こらぁ! 餅:え、今度はちゃんと伏せましたよ……? ゆ:いやいや、昼食でバレバレじゃないの!? 餅:……でもタイトルは伏せられませんよ? ゆ:ぐにゅぅ、なんてことよ……)


【6-34 指導】

 夕から茶の間待機を言い渡された大地だが、今度ばかりはと食い下がった末、無事に料理の手伝いの許可を得る。それでサイドの一品として卵焼きを作ることとなり、その程度なら楽勝だと安心したのだが……鬼の料理長からの手厳しい「指導」を受けることになるのであった。

(ゆ:うふふ♪ 餅:ご機嫌ですね? ゆ:パパと一緒にお料理だもんね~)


【6-35 失敗】

 無事に卵を焼く段階へ辿たどり着いた大地は、夕から伝授されたコツを頼りに調理を進めていく。焼き始めは好調となったが、途中で焦りからうっかり手順を誤ってしまい……このまま「失敗」に終わってしまうのだろうか?


【6-36 万倍】

 夕の料理は言わずもがな、大地の甘い卵焼きも上々の味となっており、二人で楽しく食卓を囲む。そこで大地は、夕ならばさらに美味しい卵焼きを作れると言うが、夕はあきれ返りながら大地が作る方が「万倍」美味しいと答えるのであった。果たしてその真意とは一体……?

(ゆ:まだまだよねぇ~ 餅:でも彼なりに成長はしてますよ? ゆ:うん。あと鈍くてもそれがまた良いんだけどね? 餅:デスヨネ~)


【6-37 年齢】

 またもや小難しい話をしだす夕に対して、未来人であることを差し引いても小学生は無理があると考えた大地は、うっかり「年齢」を尋ねてしまう。すると当然のごとくデリカシーが無いと怒られてはしまうが……結局は渋々ながらも教えてくれるのであった。


【6-38 思出】

 まさかのインスタントコーヒーの調理法を語り出す夕であったが、大地はその内容が化学実験めいていると例える。その流れから未来大地との「思出」話をしてしまった夕は、大地を困らせたのではないかと焦ってしまうが……それには彼の意外な返答が?


【6-39 中二】 

 夕は伊達だてメガネをかけると、教師然とした雰囲気でタイムトラベル関連技術の歴史を語り出す。その中でフィフスフォースやダークエナジーなどの少々ファンタジックな用語が突然現れ、大地は思わず「中二」臭い設定だとツッコミを入れてしまうが……?

(ゆ:オシオキが必要だわ! 餅:お手柔らかにお願いしますね)


【6-40 滅亡】

 大地は自分が未来の情報を知ることで未来が改変され、夕が消えてしまうような事はないのかと不安になるが、平行世界への干渉はないため杞憂きゆうであると説明される。そうして安心したのも束の間……実は宇宙が「滅亡」するリスクがあったと暴露され、大いに肝を冷やすのであった。


【6-41 会話】

 大地は杞憂で話が逸れたことを気にするが、夕は大地との「会話」自体が何よりも楽しいため話題は何でも良いと答える。続いて夕先生クイズが始まり、未来情勢の予測という難問に大地は悩むが……意外にも的を射た回答ができ、夕を驚かせるのであった。

(ゆ:さっすがパパ! 餅:今朝の修行の成果ですかね ゆ:え、何よそれ? 餅:あー、本人から聞いて下さい……)


【6-42 頓智とんち

 夕はタイムトラベルの基礎理論の説明をした後、現在へ飛ぶために用いた手法の補足説明として、紙面上の二点間の最短距離を求めるという至極簡単なクイズを出題する。容易く一般解を答える大地であったが、夕に「頓智」のような解を示されて悔しがるのであった。


【6-43 画力】

 ワームホールの概要は理解したもののイメージの湧かない大地に、夕はその概念図を描いてみせる。それを見た大地は、その圧倒的なまでの「画力」に驚愕きょうがくし……そして静かに頭を抱えるのであった!

(ゆ:…… 餅:ほ、ほら、人には向き不向きというものも? ゆ:…… 餅:(どうしてこうなった!))


【6-44 手品】

 夕が概念図の代わりとワームホールに見立てた「手品」を披露すると、大地はそのタネを見破れず悔しがり、夕はここぞとばかりに得意げになる。そこで大地はき出した嗜虐心しぎゃくしんから夕のほおを摘んでいじり始めたところ、当然のごとく怒った夕は反撃としてなんとまさかの!?

(ゆ:これはひどい 餅:私のセリフですが!? ゆ:あはは……つい、ね? 餅:(狙ってやってそうだなぁ))


【6-45 半分】

 夕がワームホールに飛び込んで現在へワープしてきたと予想する大地だが、「半分」だけ正解と言われてしまう。そこで大地はこれまでに考察してきた様々な情報を総合し、その半分の意味を推測してみたところ……見事正解することができ、夕を大いに驚かせることとなった。


【6-46 霊魂】

 半分のみ現在へワープした理由は、ダークエナジーによりワームホールを拡張しても肉体は通れないためであり、夕は最小構成要素として記憶と魂のみを送ったと説明する。その魂――すなわち「霊魂」は生物の意識を司るものを意味しており、それが確かに在る事を知った大地は驚愕するのであった。


【6-47 善悪】

 大地は現代の夕であるダレカの呼称をゆづと決定し、続いて現状のゆづとの関係性について説明される。そこで夕がゆづの身体を乗っ取っているに近い状態と分かり、夕からその行為の「善悪」を問いかけられるが……それは既存の倫理観では判断のつかない難問であり、大地は答えに窮することとなった。


【6-48 通称】

 未来では記憶のコピーが可能と知った大地は、目の前の夕がコピーである可能性を危惧きぐするが、オリジナルであると聞いて安心する。続いて大地は魂を意味するファンダメンタル・ソウル・コアの解説を受ける中、その長い名称に億劫おっくうさを感じて「通称」を尋ねると……夕の口からとんでもない正式名称が告げられた!

(餅:こちらを正式として伝えては? ゆ:例え並行世界でも、それはダメよ 餅:(律儀な子だなぁ))


【6-49 秘匿】

 たまちゃんの由来として発見者兼命名者が明かされるが、それは意外な人物であり大地を大いに驚かせる。そしてこの珍妙な名称が許されるのは世間に一切公表しない「秘匿」情報ゆえであり、大地はその秘匿とする理由をクイズとして出題される。


【6-50 御告】

 秘匿の理由を見事言い当てた大地は、夕先生からご褒美の押し売りをされる羽目になる。続いて陽がたまちゃん発見の際に神様から「御告」をもらったと聞き、大地は彼女の相変わらずの意味不明さに頭を抱えつつも、その御告のおかげで夕と出会えた事には感謝するのであった。


【6-51 届物】

 夕はおやつを作りに台所へ行き、大地はここまでの話を整理して夕について考察する中、予定にはない来訪者がチャイムを鳴らす。するとそれは宅配便の配達であり、大地が巨大ダンボールの「届物」を受け取り確認したところ、伝票には衣類と書かれているが差出人は不明……果たして誰が贈ってきたのだろうか?


【6-52 資金】

 届いた大量の服は小学生が買えるような品物ではなく、大地がその「資金」の出どころ尋ねたところ、夕は少しばかりズルをしていたと白状する。さらにその説明の中で、未来宇宙家の家計管理事情が明らかとなり……大地は頭を抱えるのであった!


【6-53 部屋】

 大地がした服の収納場所の提案に対して夕は困った様子を見せるが、大地はその理由を察せられず怒られてしまう。そこで大地がある「部屋」を合わせて提供すると申し出たところ、夕は大層大喜びすることとなり、晴れて名誉を挽回ばんかいすることとなった。


【6-54 私服】 

 夕の初の「私服」姿を期待して待つ大地であったが、また一方で歌や絵など芸術センスが皆無なことから、酷い服装だった場合を想像して心配にもなってしまう。そして戻って来た夕は、新衣装のお披露目会とばかりに自信満々に見せびらかしてくるが……大地の感想やいかに?

(餅:良い反応しますねぇ ゆ:むぅ、それをちゃんと言って欲しいなぁ…… 餅:それはまぁ、そのうちで?)


【6-55 本物】 

 大地は告白への返事についてまだ思い悩んでいること、また夕は別に急いではいないのではと予想していることを正直に伝える。すると夕は肯定と共に、彼女に特有の考え方と深い想いについて語り始め……それを知った大地は、まさに「本物」だと感じ入るのであった。


【6-56 御八】 

 大切な話を終えたところで、大地はお待ちかねの夕料理長特製の「御八おやつ」を振る舞われる。差し出されたそれは冷やしたコーヒーカップに入っており、上面を乳白色の液体が覆っているのだが……一体このデザートは何だろうか?


【6-57 童話】 

 美味しいプリンをつついて和やかな時間を過ごす二人、そこでエンタテイナーな夕はちょっとした興味深い話をし始める。それは「童話」のような雰囲気でありつつも内容はシビアな大人向けであり、その物語が提示する答え無き命題に対して二人は深く語り合うのであった。


【6-58 遊戯】 

「あっ、あたしが動けないのをいいことに……強引に押し倒して何度もっ!」「だってさ……夕が何してもいいって言ったんだろう?」「い、言ったけど! だけど、初めてのあたしにこんな……っ!」

(餅:次回はこんな感じです ゆ:なななっ、なんてシーンを流すのよ!? 餅:仲睦なかむつまじく「遊戯」をお楽しみでしたね ゆ:だから言いかたぁ!)


【6-59 条件】 

 熱いゲームバトルを終えて満足感に浸る二人であったが、そこで夕が本日最後にと大切な話をし始める。それは大地が夕を選ぶかを考えるにあたって知っておかねばならない「条件」であり、その説明のために夕と未来大地の関係、そしてゆづの置かれる状況について語り始めるのであった。


【6-60 二兎にと

 夕の過去とゆづの現状について知った大地は、向こうの世界と同様にこちらのゆづも救いたいかと問われ、当然であると即答する。だが夕から告げられたのは、彼女と共に生きる場合にはゆづを同じようには救えず、無理をすれば双方を失う危険まであるという――「二兎」追う者に訪れる非情な現実であった。


【6-61 引越】

 もう一つの問題とは、夕が今後ゆづの中で暮らし続けること自体が難しいことであると大地は説明される。そこで夕の未来情報によると、時期が来ればゆづの身体から「引越」する方法があるにはあるらしいのだが……それに成功した場合にもまだ問題が山積みのようであり、まさに茨の道を突き進む覚悟が必要なのであった。


【6-62 矛盾】

 ゆづに関わる二つの問題について聞き終えた大地は、それらの情報を整理していたところ、とある重大な「矛盾」に気付いてしまう。だが、もしもそれが矛盾ではないとすれば、それは大地にとっての恐ろしい未来を暗示することになるのだった。


【6-63 先約】

 次は明日の午後に会いたがる夕であったが、大地はすでにBBQの「先約」があるため、心苦しいながらも断ることとなる。さらに、ヤスと二人であるとの夕の予想に反し、大勢かつ女子を三名も含んでいると知り、彼女は一人焦りを募らせるのであった。

(ゆ:ちょっとぉ、いつの間にそんなことになってたの!? 餅:えーと、今朝のショックで泣き散らしていた間ですね ゆ:くっ……なんてことよ……!)


【6-64 返却】

 大地が風呂から上がって着替える際、昨晩は無かった下着が箪笥たんすに有ることに気づく。それは「返却」されたものと状況から推察され、その返却主である夕の目的を熟考したところ……昨晩の彼女の身に起きた全てを悟ってしまい、頭を抱えることになるのであった。

(ゆ:もう生きていけない…… 餅:ほら、本編では忘れるから大丈夫、恥ずかしいのは今だけ! ゆ:幻滅されちゃったよね…… 餅:彼はそんなの気にしませんって!(面倒なことになったぞぉ!))


【6-65 一言】

 ブツの処分に成功し一安心する大地の元へ、突然なーこからのメールが届く。とんでもない内容に違いないとの予想に反し、意外にもたったの「一言」ではあったのだが……その一言には聡明そうめいな彼女らしく様々な意味が込められているのであった。


【6-66 本心】(第3幕最終話)

 大地が目覚めると、辺りには昨晩同様に一面白色の世界が広がっていた。そこには変わらず豪快な父の姿があり、悩める大地に対して夕に関する三つの質問を投げかける。そして大地は、これまで自身をも誤魔化してきた「本心」を、ついに自覚するのであった。

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