第47話 ラグナ年代記シリーズ

作品名:ラグナ年代記シリーズ

  ラグナ通信 1983年 東京三世社

  ラグナ戦記 1985年 白泉社

  青の時代  1985年 白泉社

  雨の法則  1986年 白泉社

  やさしい機械 1988年 新書館

  ジャンル: 漫画 ファンタジー

作者:外薗昌也




【紹介】

 ラグナ年代記シリーズは、ラグナと言う不思議な世界を舞台にしたファンタジーです。

 ほのぼのとした日常において、人?同士のやさしいふれあい。

 どこか宮沢賢治をほうふつとさせる作品でした。


 その後、外薗昌也先生は作風が変わってから読んでいなかったんですよ。



 ところが、ふと本屋さんで見かけた書籍。

 久しぶりに、お名前を拝見したので買ってしまいました。


 しかもジャンルは漫画ではなくマーケティングの棚。


『クソコンテンツを爆売れさせた ハリウッド流マーケティング術』

 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)


 作者:外園史明・外薗昌也

 外園史明さんは息子さんだそうです。


 この本を読んで、知りました。

 

 2008年頃、外薗昌也先生は連載は一本もなく”オワコン”だったそうです。

 電子書籍を出したけど、売り上げは150円。

 その後、息子さんのプロデュースによって復活するという話なんです。


 その方法は、まあ読んで見てください。



 この本を読んで実感したのは、”作品を書く”という事も必要だが”作品を売る”という事はもっと重要だという事でした。



 外薗昌也先生は復活できて良かったのですが、以前執筆していた中堅と呼ばれていた漫画家さんやSF作家さんや推理小説家さんはどうしているのでしょうか。


 今や、Webでの漫画や小説があふれている時代です。

 次から次へと大量の作家さんが誕生している。


 かつて、素晴らしい作品を世に送り出していた作家さん。

 大御所の方は良いのですが、中堅と呼ばれた方のその後の作品が気になってしまいます。


 そういえば、”あろひろし”先生が以前執筆した”雲界の旅人”の続編がクラウドファウンディングのプロジェクトになっていました。

 (募集終了済み)

 執筆の場を、クラウドファウンディングと言う手段で確保することが新鮮でした。



 

 仕事を・作品を・自分を、売り込むという事。

 作品を作るよりも難しいことかもしれません。

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