第7話 ライト、ついてますか―問題発見の人間学

作品名:「ライト、ついてますか―問題発見の人間学」

ジャンル: 書籍  

    (専門書扱いにはなっていますが、難しい内容ではないので気にせず手に取ってください)

著者:ドナルド・C・ゴース , G.M.ワインバーグ

    木村 泉 (訳)



 初版発行 1987年


【あらすじ】

 複数の小説の形式で語られる、問題とその顛末・解決方法。


【紹介文】

 この本は、私の人生に大きな影響を与えた本です。


 ジャンルとして心理学やコンピューター関連に分類されてりしますが、全くコンピューターの話は出てきませんので安心してください。


 様々な問題が語られます。(例:古いビルのエレベーターが渋滞するので何とかして。大学の駐車場が足りなくて不法駐車が多い など)

 それらに対して、解決への顛末が書かれるのです。



 私が、この本から学んだ一部を挙げます。

・問題の解決策を考える前に、何が問題かの定義をちゃんとすること

・ある人にとって問題でも、ある人にとっては問題ではないかもしれない

  解決するためには、その人にとっても問題であるようにしないといけない

・問題は、問題にならないと解決しない


 特に、2番目の人によってとらえ方が違うという事は、非常に刺さった内容でした。

 人によって立場や視点が違う。

 だからこそ、相手の立場に立って考えることが重要です。


 小説を書く上で、よくやる手法の参考にもなりました。

 キャラクターの立場を立場を入れ替えるという手法。

『社畜の俺は今夜もJKに押し倒される』などで使ってます。

 通り魔:男性から女性に入れ替えてみる。


 ぜひ、読んでみてください。

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