第3話 嘘……。ウチの大姉様ゴリラすぎ……?

 だが、冒険に出る決意を固めたのはいいが、冒険に出る前に自分の能力を把握しておかなくてはならない。冒険は言うまでもなく生死がかかった危険な行為である。

 例え死にかけた所で仲間以外に誰も救ってくれる人はいない。死んだら葬られずもせずにそのまま屍を晒すだけである。


 冒険で頼りになる物、それは自分自身の能力だけである。

 記憶を辿っていくと、どうも体を鍛えた事や本格的な戦闘訓練を行った経験はないらしい。これは冒険者としては致命的である。(もっと早く気づけ、という説もあるが)

 ……これはまた後で考えよう。とりあえず自分にある特殊能力「混沌から膨大な魔力を引き上げることができる」という点に着目しよう。


 混沌神から得た加護の影響か、彼女の胸には八方向に向かっていく矢の印、つまり混沌の印が浮かび上がっている。

 これを他の人に見られたら混沌の手先か、と警戒されるので気を付けなくてはならない。

 まあ、それはともかく、ただ魔力を使いすぎると肉体が変質すると言っていたが、ならば魔力をすぐ魔術へと変換すれば影響は最小限に抑えられるはずである。


 さて、問題はその魔術をどうするか、である。知り合いに魔術師はいないし、せっかくなので自分の憧れの魔術をこの世界で行ってみるというのもワナビとしては血が騒ぐ所である。


 元の世界では、ケイオスマジックという魔術や、そこから派生するシジル魔術というのがあるらしいが、所詮多少知識を齧っただけのワナビが扱えるものではない。

 と、なればワナビ御用達のルーン魔術を自分なりにアレンジして使用するというのは魅力的である。


 ルーンは元の世界ではその文字自体に魔力があり、刻み込む事により効力を発揮するとされている。

 無論、関係のないこちらの世界では刻み込むだけで発動しないだろうが、魔術式としてそれぞれのルーン文字に効果をセッティングして、文字を刻む事によって特定の効果を発動させる魔術にする事をエルネスティーネは思いついたのである。


 一つのルーン文字にも様々な効果、意味が存在する。それを元にして、一つ一つのルーン文字に特定の効果をセッティングしていくのである。

 ルーン文字ならば複雑な魔術や詠唱など必要ない。最悪、指さえ動けば発動できる。そりゃ、ワナビである以上カッコいい詠唱などは憧れるが、それで死んでしまっては全く意味がない。

 とにかく、効果的であって、生き残る事に適切な魔術がこれであると、エルネスティーネは判断したのである。


 と、自室で考え込んでいるエルネスティーネの耳に、コンコンというノックの音が聞こえる。


「失礼します。お嬢様。」


 そう言って部屋に入ってきたのは、銀髪を肩で切りそろえた鋭い瞳の容貌のメイドである。彼女は、エルネスティーネのお付きのメイド、ウェンディングメイドであるエーファである。

 辺境の地に住むエルネスティーネには年の近い貴族の令嬢などほとんど交流がなく、一番年の近いエーファは、一番身近な親友のような者である。

 部屋に入ってきたエーファは、てきぱきとエルネスティーネの身支度を始めるが、そんな彼女に対して、エルネスティーネは話しかける。


「ねえ、エーファ。アーデルハイト大姉様のプレートアーマーとか見ることはできるかしら?」


 その唐突な問いかけに、エーファは少し驚いた表情で答える。流石にいきなり甲冑を見せてと言われれば、それは困惑するのも当然である。

 だが、身内であるエルネスティーネが見せてほしい、と言えば、当然の事ながら、ただのメイドであるエーファに断ることはできない。


「アーデルハイト様の甲冑、ですか。はぁ、見る事ならできるとは思いますが……勝手にいじるとお嬢様でも怒られますよ。」


「大丈夫大丈夫。見るだけだから。」


 とは言っても、例え身内であろうと、一メイドに勝手に当主の甲冑を見せていい権限などあるはずはない。

 エーファは甲冑を見せてもいいか、このエーレンフェルス辺境伯領の当主であり、エルネスティーネの姉でもアーデルハイトに直接見せてもいいか、という事を聞くために彼女の部屋へとやってきた。


「失礼いたします。アーデルハイト様。エルネスティーネ様がアーデルハイト様の鎧を見たいとの事ですが……よろしいでしょうか?」


 ほとんど飾りのない質実剛健を絵に描いたような部屋で、熱心に大量の書類仕事を行っている女性。

 女性にしては170cmほどという比較的大柄で、肩で切りそろえられた綺麗な金髪に、青空のような透き通った蒼い瞳、細見ではあるが、その中は鍛え抜かれた肉体をドレスで隠しており、まるで鍛え抜かれた刃のように鋭い雰囲気を纏わせた女性。

女性でありながら、このエーレンフェルス辺境伯の当主である、エルネスティーネの姉、アーデルハイト・エーレンフェルスである。


 やはり「姉妹なので、非常によく似ている容貌のアーデルハイトは、不思議そうな顔をしながら首を傾げる。


「私の甲冑を……ですか?まあ、構いませんが……ベタベタ触らないようにしてくださいね。指紋をつけられると手入れが面倒なので。」


 まあ、元々身内である自分の妹の些細な頼みなら断る姉はいない。

 自分の手間はかからないのだから、見るぐらいなら好きにすればいい、というスタンスである。アーデルハイトの許可を得たエルネスティーネとエーファは、アーデルハイトの甲冑が保存されている部屋へと足を運んだ。


 そこに保存されていたのは、ほぼ完全に体を覆う金属製のフルプレートアーマー。

 しかも、それは単なる装飾品ではない。鎧の表面にある無数の細かい傷や修繕された後などから見ても、どこからどう見ても実用品である。

 中世のプレートアーマーは、そのあまりの重さに転んだら自分では起き上がれない、と揶揄される事もあるが、トーナメントアーマーではない実戦的な鎧はそうではない。

 関節の動きも鎧が変形しない限りはスムーズに動くので、実際の運動の支障はほとんどない。

 アーデルハイトはこの鎧を纏って常に最前線で戦い、この辺境伯を守護してきたので皆から尊敬と畏敬の念を持って見られているのである。

 例え女性であろうと、最前線に立って他国や混沌の脅威からこの辺境伯領を、引いてはこのノイトラール国を守護する盾となり剣となる。そのため、彼女は畏敬の念を持って見られているのだ。


 このフルプレートアーマーは、辺境伯の当主になった彼女が注文して自分のオーダーメイドとして作成してもらった物である。

 言うまでもなく、プレートアーマーは非常に高価なものであり、先代から受け継がれていた甲冑を改修・調整して受け継ぐ事は珍しくない。

 だが、女性であるアーデルハイトが先代の鎧を再利用するのは不可能ではないだろうが、ひどい手間と金がかかる。それならば、と、彼女は新規にプレートアーマーを作る事を選択したのだ。


 さらに、この領地に住んでいる中立の神に仕える女性神官がこの鎧に、中立の神の加護を付与し、特別に中立神の力が込められて鍛造された剣をアーデルハイトに与えたらしい。


 この辺境伯領は、混沌の領地、混沌領域と法の国との国境に面しているノイトラール国にとって極めて重要な領土、まさにこの国の盾と言っていい領土である。

 この領土が混沌にせよ、法の国家にせよ侵攻を許してしまっては、それは中立の神を崇める神殿にとって存続の危機、この国家の危機にもなりうる。

 そのため、中立の神の神官たちも積極的にこの領土を治めるアーデルハイトに協力を行っているのである。


「これが、大姉様のフルプレートアーマーですか。」


 流石に、前世ではワナビだった彼女からしてみれば、生でプレートアーマーを見る機会とあれば思わずテンションが上がるのは当然である。

 こういう「カッコいい」物を見て思わずテンションが上がるのは、女性ではあまりないが、まだ前世の記憶と男性感覚の知識を持っているエルネスティーネは思わずテンションが上がってしまう。


 ぺたぺたと触ることは禁止されているが、心の中でふぉお、と叫びながら、思わずあちらこちらをしげしげと眺めてしまう。だが、そこで彼女はエーファの不審そうな視線に気づいてしまう。


 ごほん、と一度咳払いをすると、エルネスティーネはこっそりと、フルプレートアーマーの表面にルーン文字を指でなぞる。


 無論、ただ見るだけではない。

 これは新しくセッティングされたルーン魔術を試しに使ってみようと企んでいるのである。あの混沌の神は、自分は混沌の加護を受けており、混沌から膨大な魔力をくみ上げられると言っていた。


 だが、混沌からの魔力を直接放出するなど危険極まりない。

 特に辺境伯が納めるこの土地では、混沌の軍勢である化け物たちとも幾たびも戦ったと聞く。いかに中立神、灰色の神々を信仰する中立国と言ってもそんな存在は忌み嫌われるのが目に見えている。


 そのため、単に混沌の魔力を放出するのではなく、その魔力に方向性を与え、一定の効果を導き出す、つまり魔術を身に着ける必要がある。

 混沌の魔力を直接放出するのは、自分の身が危険なだけでなく、他の人たちからも混沌の手先だと勘違いされる可能性が高い。


 だが、その魔力をパワーソースにして、魔術へと変換すればそう簡単には探知されにくい……はずである。多分。きっと。


 そして肝心の魔術だが、この世界の魔術を習うというのが一番無難ではある。

だが、せっかくなのだから向こうの世界で自分の想像した魔術を使ってみたいというのは、ラノベ作家、もといワナビなら誰しも思う事だろう。

 そこで思いついたのはルーン文字である。ワナビである以上、ルーン文字を覚えるのは基本中の基本。

 詠唱なく指で空中にルーン文字を描くだけで魔術が発動するのも実用的にも優れている。それに何より、浪漫がある。これは非常に重要である。


 まあ、この世界ではルーン文字自体に魔力があるわけではないので、実際はただ魔術を発動させるためのトリガーにすぎない。

 例えばルーン文字のハガル(嵐、雹)を意味する言葉だが、これを描く事により混沌の魔力が変換され、大きな嵐が発動するようにセッティングしておくのだ。


 これを各ルーン文字の意味に合わせてセッティングしていく。

 混沌というからにはケイオスマジックからなるシジル魔術というのも浮かんだが、とても齧っただけのワナビが使いこなせるものではない。それならば、分かりやすく使いやすいルーン文字の方が合っていると判断したのである。

 予めルーン文字に効果をセッティングしておいて、ルーン文字を刻む事により、魔術を発動させる。

 これなら複雑な詠唱やら何やら必要ではなく、ただ文字を刻む事によって魔術を発動する事ができる。戦闘訓練を受けていない自分では、いざという時にパニックになる可能性がある。

 その点、ただ文字を書き込むだけで発動するこの魔術ならば、パニックになっていても瞬時に発動する上に、指さえ動けば発動できるため効率的である。


 そして、作った以上は試してみたくなるのが人のサガ。

 攻撃用のルーンを安易に使用する訳にはいかないが、その他のルーンならば試しに使用してもいいだろう。

 例えば、ルーン文字の一つ、オセル。

 これは故郷、土地、古いものを象徴するルーン文字だが、エルネスティーネはこの文字に、リーディング能力を付与した。つまり、この文字を刻んだ物品の過去の記憶を読み取る事ができるのだ。


 これならば、比較的安全なはずである。別に物体に彫り込むのではなく、物体の上でルーン文字を描くだけでも発動するようになっている。これならばさらに使いやすさが増すはずである。


 そして、エーファに案内されて、アーデルハイトの装備品であるフルプレートアーマーの前に立つエルネスティーネ。

 プレートアーマーは非常に高価な物であり、三代にも渡って返済し続けた者もいるほどである。この鎧は、華美な装飾に覆われた物ではなく、あくまで質実剛健な物である。


 ウチの家、つまり辺境伯はこの国を辺境から守護するために存在する貴族である。そのため、ウチの家では武芸が非常に推奨されている。

 大姉様、アーデルハイトなどは、フルプレートアーマーとロングロードをふるって混沌の軍勢や他国の軍勢たちと直接戦ったガチガチの武闘派である。

 何故貴族の女性である彼女が女性騎士として戦ったのか、それはこの家の子供が皆女性であった事である。


 国を守護する辺境伯のトップが戦えなくては文字通り話にならない。そのため、アーデルハイトは女性騎士として男性顔負けの戦闘能力を身に着けたのである。

 彼女の逸話としては魔神の分霊を宿した屈強なハイ・オークと一対一の戦いを繰り広げてその首を切り取ったというゴリラ顔負けの逸話がある。

 それをリーディングできれば、大姉様の戦いが生で見れるはずである。本来ならいけない事であるかもしれないが、やはり人間好奇心には勝てない。フルプレートアーマーなんて生で見るのは、やはりワナビとしては興奮してしまうし、それが実際に戦っている所を見たいと思うのは作家の本能である。


 そして、ルーン文字をこっそりとフルプレートアーマーの表面に指で描いた瞬間、いきなり現実と見間違うような映像がエルネスティーネの脳内に流れ込んでくる。


 目の前に存在するのは、人の血を啜ってきたであろう魔斧を持つ身長2m以上のハイオーク。ブプゥと生臭い吐息と体臭がこちらまで伝わってくるようである。

 その圧倒的な混沌の気配は、このハイ・オークが混沌の魔神の分霊を宿しており、事実上魔神の分身と言っていい存在だからである。

 それに対するは、フルプレートアーマーを纏い、腰部にメイスを装備し、ロングソードを構える自分自身、つまりアーデルハイトと化している自分自身である。


 彼女は、ドイツ剣術における『鍵の構え』という構えを行ってハイオークと対面している。つまり、剣を胸元に引き寄せて切っ先を相手に突きつける構えである。

 その構えを見ながら、小賢しいと言わんばかりにハイオークは巨大な魔斧を振り回してアーデルハイトへと襲い掛かる。

 その暴風のような混沌の斧の攻撃を、アーデルハイトはロングソードで軌道を逸らしながら上手く攻撃を逸らしていく。

 彼女の手にしたロングソードは、中立神、天秤の加護が込められており、特に混沌に偏った存在の力を天秤の力で中和し、弱め、さらにそういった存在に対してダメージを与えやすいようになっている。

 金属同士がぶつかり合い、凄まじい音と火花が飛び散る。いかに上手く反らしているからと言っても、力は圧倒的に向こうが上である。一撃でもまともに食らえば、プレートアーマーを纏っているアーデルハイトでも無事ではすむまい。

 そんな混沌の斧の攻撃を食らってもロングソードが砕け散らないのは、やはり天秤の力によって混沌の斧の攻撃力が著しく弱められているからだろう。


 いかに体力の塊のようなハイオークでも、猛烈な攻撃を絶え間なく続ければ隙ができるのは当然。その隙ができるまで、アーデルハイトは何とか耐えきった。


 隙を見せた瞬間、アーデルハイトはハイオークの腕、籠手部にロングソードの突きの一撃を叩き込む。

 腕に深々と突き刺さった剣の一撃で、ハイオークは思わず唸り声をあげる。さらに、アーデルハイトは腰部に装備しているメイスを手にとって、ハイオークの胸部に叩きつける。


 このメイスは、法の力が込められて鍛造された武具であり、法の国から送られてきた品物である。

 暗に、大侵攻に協力しろ、という意思が込められた品物であったが、まさかここで役に立つとは思わなかった。だが、鍛えてある上にメイスの一撃とはいえ、女性の一撃では強靭なハイオークの胸部の重要な内臓や心臓に致命傷を与えることはできなかったらしい。

 小賢しいと言わんばかりにハイオークが斧を振り上げるのを見て、アーデルハイトは後ろに下がるのではなく、さらに前に踏み込む。ここで後ろに下がった方が危険であると判断したからである。

 ハイオークの斧の振り下ろしを横にステップして回避し、メイスの一撃を叩き込もうとするアーデルハイトだったが、そのメイスは、ハイオークの斧の一撃で弾き飛ばされる。


 そんな中、アーデルハイトは自らのロングロードの刃の部分を持ち、その柄頭の部分をハイオークの頭部に叩き込む。

 これは西洋剣術にある戦い方の一つモルトシュラークと呼ばれる戦い方である。

 剣の柄ではなく、剣の刃の部分を持って、ハンマーのように柄で殴りつける戦い方である。一見冗談のように見えるが、特に鎧を纏っている戦いでは、刃よりもこういったハンマーのように殴りつける打撃の方が有効なのである。

 叩きつける。叩きつける。叩きつける。


 それの連撃にひるんだ瞬間、今度はロングソードの柄頭を突きの応用で突き出す。

 目標は、ハイオークの眼球。

 予想外の攻撃に対応しきれないハイオークは、その一撃をまともに目に食らってしまう。柄頭の一撃によって破裂する眼球、そこにさらに深々とめり込んでいく柄頭の痛みにハイオークは絶叫する。

 そして、内部に突き刺さった天秤の力の籠ったロングソードは、ハイ・オークの内部に宿った魔神の分霊を天秤の力で退去させ、ハイ・オークの力を著しく弱める。


 暴れまわる前に、間髪入れずにロングソードを抜き、そしてそれを反転させて続いて握っている刃の部分を振りかざし、そのまま握ったまま刃の切っ先を残っている眼球へと突き立てる。

 うわぁ……、えげつない……。思わずエルネスティーネがドン引きするほどの獰猛な戦い方である。


 視力を失ったハイオークが叫びながら魔斧をむやみやたらに振り回す。

 だが、当然の事ながらそんな物に当たるアーデルハイトではない。

 視力を失って、内部に存在していた魔神の分霊も退去させた今のハイオークは著しく弱体化している。

 距離を取ってロングソードを構えなおすと、冷静に暴れまわるハイオークの両腕を叩き落し、さらにはその首も返す刀で切り落とす。


 そこでエルネスティーネははっ、と目を覚ます。

 フルプレートアーマーから読み取った経験は、映画などという生易しいものではなく、もはや彼女にとっては仮想現実そのものである。


「お嬢様。大丈夫ですか?」


 ウェイティングメイドのエーファの言葉によって、エルネスティーネは自分の意識を取り戻す。


「え、ええ。ありがとう。大丈夫よ。」


 しかし、今まで大姉様がゴリラ……もといオーク呼ばわりされているのに義憤を覚えていたエルネスティーネだったが、実際にアーデルハイトの戦いを見てみると凄いわ、あれは我が姉ながらオーク呼ばわりも止む無し、不遜ながら思わず考えてしまった。(もちろん口にはしないが)


 ともあれ、実験は上手くいった。ルーン文字を使用する魔術は上手く発動し、混沌の魔力によるフィードバックも最小限に留める事ができたのだ。

 これで我流ながらも魔術を使用することができるようになったのだ。

 これならば全くの素人である自分でも多少なりと戦えるはずだ。……多分。


 さあ、冒険へと一歩近づいた。ワナビの血が騒ぐというものだ。

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