(二)
僕たちが住む、中央アジアのカヘティ共和国では半年前に軍部によるクーデターが起きた。タマル・ストルガツキー大統領や閣僚たちが処刑された。それを受けて、首都トリビシでは反政府運動が起こった、市内の大学でも盛り上がりを見せ、僕たちのような学生も多くが参加していた。
僕が通っていたカヘティ国立大学では、学生のペトル・カルヴァシを中心にインターカレッジの反政府グループが結成された。
市民の中でも不動産会社の社長を勤めるロイ・レオンスカヤを中心とした反政府運動が組織された。このロイの反政府運動と、インカレの反政府運動グループはすぐに合流し、連帯してデモなどの運動を繰り返した。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます