パパ活小説@茶飯ですがなにか？。超美人なのに大人するかよ！

第１章 パパ活ルーティン：YouTube風

エピソード１：ロレックス欲しい！。日本死ね。

ロレックス・デイトナ。

スイス製の高級紳士時計。多くの日本人はそう思っているだろうな。

でも、2019年現在において、ロレックスは成り上がりの象徴だ。23歳の乞食（こじき）女の私にでさえ分かる。

完全に投資の対象と化していて、もはや時計本来の意味を失っている。

その投資物体のなかでも、特にクロノグラフのデイトナは最も入手困難で、一番安いスチールホワイトでさえ、今では、定価140万が、市場価格350万前後にまで跳（は）ね上がっている。

みんな未開封にして値が上がるのを待ち、限界まで上がったところで転売する。まるで株や金（きん）だ。

まさに勝者の証（あかし）・デイトナ。

この時計を手に入れることが出来たらすべてを捨ててもいい。

でも、自分で購入するつもりはない。男から掠（かす）め取りたい。それが生き甲斐だ。

茶飯乞食（ちゃめしこじき）の私にとって。