第3話

カツカツと3人の足音が響く。

大理石で作られた通路は整然と並んだ蝋燭の灯りで照らされていた。

5分もかからずに広間についた。

そこには祭壇のようなものがあって、いくつかの宝石が飾られていた。

「綺麗」

あやのが無意識に手を伸ばそうとすると、どこからともなく声がした。


「これは勇者様、よくいらっしゃいました」

声の方を振り返ると1人の老婆がいつのまにか立っていた。

「あなたは?ここはどこですか?」

学は老婆に尋ねた。

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