第28話 牽制し合うヒロイン達
書いては消し…を繰り返してしまって全然筆が進まない(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
今月中に10万字が遠い…。
____________________________________
誰か屋上に来たと思ったら、篠崎だった。
「えへへ。村井君探しちゃった!」
篠崎はテクテクと俺の方に近づいてくる。
「俺に何か用?」
「うん!今度……え?」
篠崎が俺の方に歩いてくると、篠崎は急にポカンとした顔になった。
どうやら俺が神代と一緒に昼食をとっていたことに気づいて驚いた様子だった。
神代が建物の陰で見えていなかったらしい。
篠崎…驚きすぎだろ。
俺がボッチだからって昼飯誰かと食べる事くらいあるよ!
この学校に入ってからは基本無いけどさ。
神代は神代で憮然とした表情で篠崎のことを見上げていた。
篠崎と神代はお互いの事を見つめあっていた。
「…」
「…」
いや、なんか喋ろうよ!
無言になると空気が重く感じるだろ。
どちらも口を開く様子が無いので、仕方なく俺が口を開ける。
「…それで、篠崎。何か用だった?」
「…えっと、村井くん。その前にこちらの方紹介してもらっても?」
俺が紹介しようとすると、それを遮るように神代がニコッと満面の笑みを浮かべて自己紹介をしはじめた。
「初めまして、篠崎さん。うちは神代紗理奈。村井君とは2人で土日出かけたりする仲です。結構学校でも他の人に比べて一緒にいる事が多いかな」
神代…それ全部美化委員会の話だろ?
言ってて悲しくならないのか?
…あ、そうかこれ、ボッチあるあるだ。
友達がいないことをそれっぽい事を言って隠そうとするやつ。
対して篠崎もにっこりと笑顔を作るとそれに返答する。
「初めまして、神代さん。私のこと知ってるんですね。改めて、篠崎彩香です。村井くんのお友達です。今は、ですけど。私も今週村井くんと2人でお出かけしてた所なんですよ〜」
まじか。俺篠崎と友達…だったのか?
うーん、まあ言われてみると、もう友達って括りでもいいのかもしれないけど、それより「今は」っていうのがすげぇ引っかかるんだけど…。
ぼっち野郎とは前まで友達でもなんでもなかった事を強調するのはなぜ?
「ふふふ〜。知ってますよ。うち、村井君から篠崎さんのこと聞いてるので〜」
「えへへ〜。そうなんですか〜。私と村井くんはオープンな関係ですからね。隠してるわけでもなんでもないですから」
「ふふふ〜」
「えへへ〜」
こいつら、こんな間伸びするような喋り方してたっけ?
…まあ、いっか。話が弾んでるみたいだし。
俺は二人がニコニコと楽しそうにしゃべり続けているので、二人を横目にとりあえずお弁当を黙々と食べることにした。
あ、唐揚げがうまい。
____________________________________
沢山のブックマーク、評価、感想ありがとうございます!
カクヨムコンに応募してみました♪( ´▽`)
ちょっと期待できそうと思ってもらえたら☆評価してもらえると嬉しいです!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます