俺の呪縛のとけるまで

アオヤ

第1話 恋の呪縛のはじまり

「翔、部活先にいってるぞ!」


「わかった岳、先に行ってて。」


俺は偏差値そこそこの高校に通う2年生の青木翔、部活はバスケットボールを

してる。

今朝、クラスメイトの石井紗菜に告白されて・・・

もちろんオッケイ。

俺はかなりまいあがってる。


部活の練習は結構厳しい。

ウチのチームはディフェンスラインをあげる為にマンツーマンになる事がある。

それで、狭いコートを走りまわる。

俺は背が大きい方ではないので足で点を取るしかない。

シューズのキューという音が体育館に響き渡る。

俺は部活が終わる頃にはたまに脚がツル事もある。


いつもの練習も終わり、部室ではくだらない話でみんな大笑いしてる。

俺は着替えや後始末が遅いので、みんなは部室をでていってしまた。

紗菜はバスケ部のマネージャーもしてて・・・・

部室で俺と紗菜二人っきりになった。

紗菜は部室で甲斐甲斐しく立ち働き、天使の様に輝いてる。

ふと、目が合って俺に微笑んでくれた。

その姿が愛おしくて俺の身体が勝手に動いてしまった。


気が付くと俺は紗菜に馬乗りになり紗菜の唇を奪ってた。

紗菜の身体は震えている。そして、涙がツーと頬をつたった。 

「こんな事されたくない!」

俺は紗菜に頬をパチン~とたたかれた。

なんでこんな事してしまったんだろう?

「ゴメン!紗菜が可愛くて身体が勝手に・・・・」

紗菜は俺が話し終わる前に、部室をとびだして行った。

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