最新GAMESのチュートリアルがツボにハマりすぎて本編を始められない
夢幻の翼
第1話【最新ゲームはチュートリアルから】
今日は最新VRMMOSのゲーム
『最強の
普通は男女共に遊べるように設定されているのがあたり前のゲーム業界に新星のごとく参入してきた会社で男性向けゲームを中心にシェアを伸ばしてきていた。
このゲームは男性をターゲットにしたゲームの開発に特化したマニアな集団が作ったゲームと言う事でリリース前から世の中の男性ゲームマニアがこぞって事前登録をした話題作だった。
ちなみにレーティングは15。
女性がプレイしても問題になる事はないが、あくまで男性向けとの事で宣伝をしていたのは男目線で世界観が展開されるので精神的に合わない方のプレイは控えてくださいと注意書きがあった。
そういう僕、
(前出し情報ではかなり自由度の高い世界観で職業やスキルの構成、さらにボーナスステータスの振り方によってキャラに個性が出るようにプログラムされているらしいから他のプレイヤーの初期情報がネットに上がってから始めた方がハズレを引かないですむので無駄がないのか?)
僕も“
だが、新たに始まったばかりのゲームだし、すぐに
(やはりやり込みゲーマーの僕達が時間のロスという多大な犠牲を払ってその他大勢を先導するしか無いだろう。
情報を待つなんて甘えた事を言ってたら僕もその他大勢のモブに成り下がってしまうだけだしね)
そう決心した僕はVR機器をセットしてゲームを起動した。
◇◇◇
――ようこそ真の
ゲームを起動させるとタイトルが表示され“初めから”のボタンが点滅している。
その横には“続きから”の文字もあるが当然ながら灰色になり、選択は出来ないようになっていた。
僕はわくわくしながら“初めから”を選び、どんな設定のキャラにしようかと考えていた。
次の画面になった時、名前と年齢を登録するように要求された。
当然ながら本名を入れる馬鹿は居ない、もちろんニックネームだ。
僕はこういった通信系のゲームをする時にいつも使うニックネーム『マクアエリノ』を登録し、年齢を20歳とした。
これは、よくある“アナグラム”と言うやつで自分で覚えるのに楽だからいつも使っている。
「性別は……なんだこれ?“男”しか選択出来ないじゃないか」
僕はその徹底した男性向きの設定に苦笑いをしながら項目を入力していった。
「よし、あらかた初期設定は済んだから早速始めてみるか……なになに?」
『ようこそ漢達の世界へ。チュートリアルを開始しますか?【yes】【no】』
(やはりチュートリアルがあるのか、まあVRMMOSは操作方法を良く理解してないと直ぐに死んだり、先に進めなくなったりするからな。
気持ちは早るが基本は押えておかないとな)
僕は少し迷ったが【yes】を選択してチュートリアルをする事にした。
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