第2話預金を管理して居る弁護士からの連絡が来る
しばらく経ってから私と同姓の日本人が残した預金の処理を担当して居る弁護士から私にメールが入った。
内容は銀行の頭取と同じく死亡証明書やら銀行口座の情報などと、その預金を解放するための費用16500米ドルを送ってくれと言うもの。
頭取と同じように最初はFacebookのメッセージで来て、後に個人メールアドレスで来るようになった。
さすがにこれは詐欺だと強く思ったが、あまり頻繁に催促が来るので、mン巨匠のコピーやパスポートのコピーも送ったし、自分の預金口座情報も送った。
そうしたら貴方の情報では無く、お亡くなりに待った方の口座情報だと言って来たので、そんなものは私に分かるわけもない。
そうこうして居るうちに今度は頭取から本人の預金口座情報が送られてきたが、何となく古い手帳にメモしてあったと言ってしばらく時間をおいて連絡した。
この時点では頭取と弁護士は有った事も無く、何となく連絡等しては行けない立場と考えて居たし、頭取からの連絡でも何となく察して居たのだ。
然し私も余りにもうざいので、頭取に行ってやった。
私は日本から出る訳には行かないし、お金など一円たりとも送ることはしませんので、貴方がこの計画を諦める方が良いと言って突き放しました。
そしたら直ぐに泣きを入れてきたのです。
手のひらを反すように、これはまさしく詐欺師の常套手段でしょう。
メールの返事すらも面倒であったが、どうなるかを知りたい気持ちも有ったのでそこそこの返答はしていました。
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